メコン鯰
2009.3.9付 朝日歌壇より
濁流に在れば黄金のメコン鯰真水水槽黒色鯰:(可児市)豊田正己
高野公彦 評:普通の水では黒色、また黄濁したメコン河では黄金色となる鯰。生命の持つ不思議さ。
身も蓋もない言い方ですが、これって、環境の色に合わせて体色を変えたということですよね。アルビノの話ではない。
黄色く濁った川では黄色い方が目立たないわけだし、澄んだ水槽では黒くなって底にいると目立たないのですよね。
これも不思議ではありますけれど、例えば、もっと身近なところで、カレイが、水槽の底で、自分の体の下になっている模様に似せて上面の色を変える、なんてほうがずっと不思議に思えるんですね、私には。タコもすごい体色変化をするし。
と、スミマセン、いちゃもんつけてるようだ。
武蔵野線の吉川駅の駅前に金色に輝く親子の巨大ナマズのオブジエがあるそうです。チャンスがあったらご覧ください。
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