雨水
2009.3.9付 朝日俳壇より
癌除去の友の機嫌も雨水なる:(高岡市)野尻徹治
金子兜太 評:友は春到来の気分さながらの明るさ。「雨水」の頃にぴたり。
誰でも冬は気持ちが籠る。私はかなりはっきりした季節性の鬱ですが、そうでなくても冬は体も縮こまり、肩に力を入れて、寒さに耐えている。
暖かくなってくると、体も心も「ほどけて」きますよね。籠っていても何も始まりはしない、と心が開き始めたのではないでしょうか。
雨水とは「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」だそうです。
心がONになりましたね!よかった。
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