ことば
2009.3.23付 朝日歌壇より
「哀しみも生の豊かさ」出遭いたることばを胸に病む母に添う:(栃木市)飯塚哲夫
作者は「哀しみも生の豊かさ」ということばに出遭われました。
明るく豊穣なものだけに価値が置かれがちです。
明るく健康で、翳りもない、というのは実は不健康なことです。
すべてに裏表の二面があります。片側だけというのは不自然で不安定なことです。
どうして私だけが、とか、どうしてこんなことに、とか、自分を責めさいなんでおられる方に提案。
私だからいいんじゃない、他の人には背負わせたくないな。
こんなことを背負いこんだ、だからこそ人生、複雑豊かになったのさ。
と、あえて、言って見てください。
少しは気が楽になるかもしれません。もしそうでしたら、ご活用下さい。
私、障害者だからこそ、少しだけ人の心のひだが見えやすくなったのかな、と思っています。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント