踏絵
2009.3.2付 朝日俳壇より
自らの心を踏みし踏絵かな:(東京都)望月将地
長谷川櫂 評:踏絵にはイエスやマリアの像が彫られているが、それは自分の心を踏むこと。ずばっと踏絵のまことをつかんでいる。
作者の「踏絵」は歴史的な踏み絵のことなんでしょうか?歴史のことを、たまたま今、詠んだのでしょうか。
今、ご自身が、何か、言うに言われない決断をなさったのではないでしょうか。
それは、苦しいことだった。自分で自分の心を踏む行為だった。
それは他人が用意した踏み絵を踏むことより辛いことだったのではありませんか?
私はそんな気がしました。
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