耳鳴り
2009.3.9付 朝日俳壇より
耳鳴りは超能力と思ふ春:(熊谷市)時田幻椏
金子兜太 評:実感十分。何かしら自信も十分。
そう自信十分、という句じゃないような気がするが。
耳鳴りはうるさくてかなわん、しかしまぁ、普通の人には聞こえない特別な音を聞いているのから「超能力」ということにしてしまえ、と、居直った。
どうだ、おまえらには聞こえんだろう、私は「天の声」を聞いているんだぞ、くらいに。
めげていても仕方ないから、えいやっと、心の在り方をひっくり返してしまった、力業の句、と読みたいなぁ。
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我が句を御取り上げ頂き、御礼申し上げます。
本日まで存じ上げず、御礼の遅くなりました事、お詫び申し上げます。
私も団塊の世代、同世代かと存じます。今後共宜しく御願い申し上げます。
ありがとうございました。
投稿: 時田幻椏 | 2009年4月 4日 (土) 09時31分
いやお恥ずかしいです。選者に楯突くのが好きという、チト悪い趣味でして。
私は左耳の張力が落ちて以来、雑音の中で人の声を認識することができなくなりました。音としては分かるのですが。
いえ、内容が分かっていても、聞こえなかったよ、で済ませてしまうことにしました。気楽です。
投稿: かかし | 2009年4月 6日 (月) 14時17分