崖攀じる
2009.3.9付 朝日歌壇より
崖攀じるごとく少女が北風に向きて立ち漕ぐ赤き自転車:(さいたま市)吉田俊治
ちょっと、ジェンダーフリーじゃないものの言い方をしますが、ご容赦を。(古い爺さんですから。)
これ、少女だから可憐な情景になり、必死なしなやかさがまた美しい姿になります。
少年のしなやかさだったら、「北風を切り裂くナイフ」のようになる気がするんです、私には。
これって、性別役割分担に縛られた古い感覚なんでしょうね。
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