« 春の吹雪 | トップページ | 白猫 »

2009年3月12日 (木)

初蝶

2009.3.9付 朝日俳壇より
初蝶の二つになって戻り来し:(松山市)吉武宗史
 長谷川櫂 評:今、見かけた初蝶が二羽になって舞い戻ってきた。きっと恋の相手だろう。初蝶の初恋。

動物の配偶行動に、擬人的な言葉はあまり使わない方がいいと思います。パンダの「結婚」とか。蝶の「恋」。

成虫で越冬したか、蛹で越冬して羽化したてか、その去年の命をつないできた蝶たちが、交尾相手を求めている。(オスがメスを探すんですけどね。)
そうして、今年の命を始めようとしている。まさに、これが春です。初蝶とは、今年の命を生む者たちです。

初蝶の根雪の上を動かざる:(習志野市)早川高士
 白い雪の上にあって、翅を開いて太陽光を受けているのでしょう。命をあたためているところです。代謝活動が高まっていく感覚って、私たちのような恒温動物にはわからないものですが、きっと、みなぎり、みちてくる、そういうものなのだろうと想像します。

« 春の吹雪 | トップページ | 白猫 »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 春の吹雪 | トップページ | 白猫 »

2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ