メジロ
2009.3.16付 朝日歌壇より
梅の花ついばむメジロのつがい来て下で草ひくわれもほっこり:(西宮市)山岡玲子
「ついばむ」というのは突っついて食べる、という言葉ですよね。ちょっと微妙な違和感を感じています。メジロは花を食べていない。花の中を突っついて、蜜を吸っている、場合によっては、花粉の「鳥媒」をしている。
「ついばむ」の部分は「蜜吸う」だろうなぁ、と思ってしまいますが、誰でもわかることだし、特段取り立てて言うほどのことでもないですね。
ところで、ウグイスよりもメジロの方が「ウグイス色」だと思いませんか?
« ギャラメコ、ヒンカチ | トップページ | 命の共存 »
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« ギャラメコ、ヒンカチ | トップページ | 命の共存 »
はじめまして。
某言葉を検索していて、こちらにたどり着きました。
一応俳人のはしくれです。時にぴりっと山葵の効いた文章が素敵ですね。「お気に入り」登録させていただきました。
確かにウグイス色なのはメジロの方ですね。
そのせいか、ネット上でもメジロをウグイスだと勘違いなさっている方もちらほら見かけます。
投稿: hisohiso | 2009年3月23日 (月) 19時27分
実作もせず、人の作品に「あぁだ、こぉだ」と直感的な感想をくっつけて楽しんでおります。「俳歌倉」というのが「灰神楽」のもじりですが、20年以上も前に授業通信の中で始めたものを、今はネットバージョンとして遊んでいるわけです。
山葵というより、「へそ曲がり」というべきでしょうか。
投稿: かかし | 2009年3月25日 (水) 14時13分