百年
2009.3.16付 朝日歌壇より
百年に一度の危機を亀眠る百年なんぞ一日なりと:(吹田市)豊英二
異なる時間スケールを生きるものは、そのことだけで、理解を越えてしまいます。
短い成虫時代の命を生き継ぐ昆虫たちにとって、日々の時間の流れは私たちヒトの時間感覚とは全く異なるものでしょう。
ヒトの時間スケールは「何十年」という程度のもの。長くても百年。
意志と想像力をもって、百年を超える時間スケールを生きられるようにならなければ、今の「経済問題」「環境問題」は解決不能でしょう。
ヒトってやつは、忙しないやっちゃなぁ、あれじゃあ自滅してしまう、と笑われておりますよ。
地球は滅びません、生態系も姿を変えざるを得ないでしょうが、まず滅びません。
危ないのは「ヒト」であり、ヒトが生きることのできる生態系の状態。
ヒトに、次の百年はありますか?
二百年は?
・・・
千年がありますか?
(とても、とても)
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