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2009年3月10日 (火)

2009.3.9付 朝日歌壇より
冬眠より醒めたる亀が部屋ぬちを点検するがに歩みはじめぬ:(東久留米市)吉野弘子
 永田和宏 評:冬眠明けの亀。はじめは戸惑っていてもすぐにパトロールを開始。作者は覚えられているのだろうか。
 馬場あき子 評:冬眠から覚めた亀の歩みを面白く見せている。

・「ぬち」に躓きました。広辞苑を引かざるを得ませんでした。

ぬち (上代語。ノウチ(内)の約) …の内部。名詞の下に付けて複合語を作る。万葉集19「屋―も掃かじ」[広辞苑第五版]

「・・・のうち」なんですか、何となくそんな風に理解はしていましたが。

・亀が飼い主を覚えているかどうか?
 金魚なんかは覚えていませんね。
 哺乳類は覚えていますよ。ネズミでもウサギでもなんでも。そして自分が愛されているということを信じ切っていますから、決して裏切れません。
 さて、爬虫類はどうなのかなぁ。ヘビとかトカゲとかをペットにしている人もこの頃多いそうですが、飼い主を覚えるかどうかは知りません。
 ただ、「心」はあります。くつろぎ、警戒、怒り、など私たちの感情の基本部分と同じものはあります。

 

{内緒話}馬場氏の評は、歌の内容を繰り返しただけで、私には「評」には見えませんでした。ナイショ、ナイショ。

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コメント

もう8年も前のブログへ書き込みしてすみません。
取り上げていただいた吉野弘子の息子です。
母はこの歌のあと半年後に、永眠しました。
公団住宅の一室で孤独死しているのが、数日後に発見されました。
長年飼われていた亀は飼い主を覚えていたようです。
母の部屋のどこかに隠れていた亀が、部屋から棺が運び出されるときに、玄関先まで追いかけてきたそうです。
そして、その亀はつい先月、永眠しました。
私が小学生のときに飼い始めたもので、45年も生きたことになります。

ことばがございません。

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