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2009年3月 4日 (水)

院生の勉強部屋

2009.3.2付 朝日歌壇より
「院生の勉強部屋」と呼んでいる部屋の机と椅子と寝袋:(奈良市)杉田菜穂
 永田和宏 評:勉強部屋と呼んでいても、寝袋までありいつも誰かが寝起きしている。どのラボにもある。

永田先生は生物学者で京都大学教授ですから、こういう事情には詳しくていらっしゃる。
私も大学を出るころ、化学の研究室に残る選択肢もないわけではなかったのですが、あの大学生当時の体力もりもりの頃でも、研究者生活の「肉体労働」にはついていけないと思ったんですね。で、方向を変えていったのでした。研究者生活って普通の方々が思う以上に凄まじい肉体労働なんですよ。

◆ところで、杉田さんのお名前は朝日歌壇でよく見かけるし、この崩彦俳歌倉でもずいぶん紹介してきました。ふと、私の俳歌倉用データベースを検索したら、朝日歌壇ではないところで杉田さんを発見しましたので、それも合わせてご紹介しましょう。

第3回 いのちと献血俳句コンテスト(2009/02/24)
 主催:日本赤十字社
 後援:厚生労働省、文部科学省

こういうのがあったのですね。で、この中の、一般の部の優秀賞に
 母の日の母の献血手帳かな:奈良県 杉田菜穂

とありました。同じ方だといってまず間違いないと思います。ここでは俳句に応募していらっしゃいました。

・また、自分の話になってしまってお恥ずかしいのですが、私、高校生のころから献血をよくしていました。年に2回くらい。血液の比重を測るとか、血圧を測るとか、面白くって。ところが10回献血したところで、日赤特別社員に任ずるとか何とか、賞状みたいなのと、メダルみたいなのが送られてきて、これにむかっ腹を立ててしまったんですね。てやんでぇ、単なる善意を表彰なんかされてたまるかぁ、てんで、それらはただちに捨ててしまって、以来献血もやめてしまったんです。

いかにとんでもないへそ曲がりか、お分かり頂けると思います。

◆龍谷大学 青春俳句大賞 というのがありまして、その第6回の結果が2009.1.28付の新聞に載っていました。 これの、短大・大学生部門の優秀賞に杉田さんが入っているのです。
  金魚にもある溜息のやうなもの:奈良県 杉田菜穂さん 大阪市立大学大学院後期博士課程3年

金魚は口をパクパクさせて、呼吸し微小な餌などを吸いこんでいますが、ふと、ペースが変わって、口を伸ばしたり、しばらく口を閉じていたりするんですね。

そこに「溜息」を見たようです、当然作者の心の反映として。

いろいろ活躍しておられる方のようですね。

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