手握る
2009.3.23付 朝日歌壇より
手袋の季節を越えて素のままの君の手握る初めての春:(稲城市)涌波努
高野公彦 評:彼女の手に初めて直接触る喜び。初々しい恋の歌だ。
まあね。男なんて変わらないものですよ。
大学の教養学部時代にとった古典で、風土記を楽しく読みました。正確な記述は忘れましたけど、こんな内容の歌がありましたね。
山道が険しいからと(口実にして)あの娘の手を握ったよ・・・
というのです。なんとまぁ、昔の男もおんなじなんだ、とある種の感動さえ覚えたものです。
高校時代、文化祭の後夜祭のフォークダンスは、女子高生の手を公然と握れるのがうれしかったですね。
こっちはもう、手も洗いたくないような気分でいるのに、さっさと手を洗わなくっちゃ、などと言われて愕然としたり、ね。
いや、初々しい。成就しますように。
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