地蔵堂
先日「ほろよい地蔵」などご紹介しましたが、実は我が家には「地蔵堂」があるんですねぇ。
←コレ!
もう30年を超えます。2番目の子の出産のとき、上の子には、基本的に全部話をしました。お母さんのお腹の中に赤ちゃんがいること、赤ちゃんを産むときはしばらく入院して、一緒にいられないこと、お母さんも赤ちゃんを産むということは大変な仕事なので、しばらくは今までと同じようにはできないこと・・・。
子どもに隠し事をするべきではない、というのが私たちの考えです。きちっと話をすれば、幼いなりにきっちっと理解できます。事態と正面から出会うことが一番よいのです。子どもにはまだ分からないとかいって、下手に隠し事をすれば、子どもは不安に駆られます。余分な心配をし、過剰に甘えます。きちっと話をしてあげれば、私がお母さんにしてあげられることは何だろう、助けてあげたい、ときちっと受け止められるのです。
さて、そうはいうものの、幼い子に、何か気持ちを託すものがあるのはいいことだ、と、こんな小さなお地蔵さんを見つけて、買ってきました。おかあさんが無事元気な赤ちゃんを産めますようにと、お願いできるように。
ひとしきり、そのことは済んだ後で、私がこの「地蔵堂」をつくったのでした。バルサの板を切って作ったものです。階段までついているのが楽しいでしょ。一辺が10cmくらいの四角形の建物です。
「お願い地蔵さん」と書いてありますね。
何でお地蔵さんってみんな赤い「よだれ掛け」をしているんでしょうね?
お地蔵さんが「よだれ」をたらすことはないと思うんだけど。
還暦の「赤」と同じで、赤ちゃんに戻ってしまったのかな?
「赤」にある種の「力」を感じていたのだろうとは思います。
あらま、「幸せ地蔵」になっていますよ。
幸せを、お願いしましょう。
とても素敵なお地蔵さまですね。
ところで、私の作ったこの地蔵堂、変幻自在、ナント
大仏殿にもなってしまうのです。
スケール感の変化が楽しいでしょ。
この大仏様は、鎌倉遠足のお土産です。
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