菜の花
スーパーで買ってきたものの一部です。一部はゆでダコと一緒に酢味噌和えにして食べ、少し残して、花を楽しんでいます。
正式にはアブラナ科のアブラナでしょうか。
あぶら‐な【油菜】アブラナ科の二年草。作物として世界の各地で栽培。ヨーロッパ原産。在来種はコマツナ・ハクサイ・カブなど多くの葉菜の母種とされる。他の一種はセイヨウアブラナで、現在、在来種に代り広く栽培。大形で、全草がやや粉白を帯びる。種子から菜種油ナタネアブラをとる。葉は冬菜として食用、花は黄色、観賞用。飼料にも用いられる。菜の花。菜種菜。漢名、 薹ウンダイ。<季語:冬>
あぶら‐な‐か【油菜科】双子葉植物の一科。世界で約380属3200種。日本に約15属50種。ほとんどが草本。葉は互生、花は両性で、総状花序につく。萼片と花弁は各4、十字形に配列。雄しべ6のうち4個は長い。果実は細長いさや(角果)となる。アブラナ・ダイコン・ナズナ・ワサビ・オランダガラシ・ストックなどを含む。旧称、十字花科。ナタネ科。[広辞苑第五版]
私の年齢だと「十字花」ということばはなじみ深いものです。
でも、4枚の花弁が90度になっているわけではないんです。
そこまでは気づいていましたが、うかつなことに、今回初めて気づいたことが・・・。
オシベを勘定して見てください。
6本あるんですねえ。てっきり4本か、8本か、と思い込んでいました。3の倍数が入ってくるなんて、虚を突かれた、という気分。
「4長オシベ(4強オシベ)」というのだそうです。「写真で見る 植物用語」という本には、ちゃんと出ていました。
上の写真はオシベの数が分かりやすいように撮ったので、メシベがはっきりしません。
メシベはこんな恰好をしています。
花としては、まことに「典型的」な姿ですが、よく見ていなかったんだなぁ、と改めて反省しました。
含羞の姿、とでもいうのでしょうか、なんとなく、よい風情ですね。
◆鍋ものに使ったセリなんかも、残った根のところを水につけておくと茎が伸び、きれいな緑を楽しませてくれますよ。
ダイコンの葉の付け根のところを残して、水につけておくとか。
食用の野菜も、けっこうしぶといので、その気になると、「植物」として鑑賞できます。
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