« 桜貝 | トップページ | 白リン弾 »

2009年3月 6日 (金)

ガザ

2009.2.8付 朝日歌壇より
いまガザを攻めに攻めてる男らが<アウシュビッツ>の同胞なのか:(松戸市)東洋
紅梅の蕾ふくらむ夕まぐれガザの戦火の小休止きく:(岸和田市)南与三

何も言葉にならなくて、留保してありました。
昨日3月5日付 朝日新聞朝刊の「ひと」欄にこんな人が紹介されていました。歌と合わせてお読みください。

[ひと]イスラエル批判を続けるホロコースト生存者の娘:サラ・ロイ(Sara Roy)さん(54)
 ホロコーストのむごさを心に刻む者たちが、なぜこんなことをできるのか。イスラエルによるパレスチナのガザ地区封鎖や攻撃を、著作で批判してきた。東大に招かれ、5日に京都、7日に東京で、パレスチナの現状などについて講演する。
 米ハーバード大中東研究所の上級研究員を務め、ガザ占領の社会、経済的影響を研究する。両親はユダヤ系ポーランド人強制収容所から生還した。戦後米国へ移る。敬虔なユダヤ教徒の家庭で、東欧ユダヤ人の言語、イディッシュ語を使った。
 幼少から訪ねたイスラエルの友人たちは、犠牲となった同胞を「弱いからだ」となじり、「我々は二度と虐殺されない」と言った。「パレスチナ人にも、同じような論理で攻撃しているのではないか」。そんな疑問が今の研究に向かわせた。
 85年、調査で行ったガザ。ロバを引く老人にイスラエル兵がロバの尻へのキスを強要した。老人は従った。「占領は人を辱め、絶望させ、人間性を奪う。両親が収容所で体験した、その一端を見た気がした」。イスラエル批判は信念になった。
 生き残ったおばは「安全な場所はユダヤ国家しかない」とイスラエルへ。一方両親は「ユダヤ人だけの社会で生きたくない」と考えた。二人から受け継いだのは?「ユダヤの精神。寛容、共感、人の救済です。そして真実を見極め、発言し続けること。ユダヤであることとイスラエルを批判することは、矛盾しない

◆被害者意識だけに凝り固まってしまうと、ただ非寛容に他者を責め立てるだけになります。日本の場合も然り。

沖縄に「平和の礎(いしじ)」があります。

建設の趣旨:沖縄の歴史と風土の中で培われた「平和のこころ」を広く内外にのべ伝え、世界の恒久平和を願い、国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などでなくなられたすべての人々の氏名を刻んだ祈念碑「平和の礎」を、太平洋戦争・沖縄戦終結50周年を記念して建設する。

基本理念
■戦没者の追悼と平和祈念 去る沖縄戦などで亡くなられた国内外の20万人余のすべての人々に追悼の意を表し、 御霊を慰めるとともに、今日、平和を享受できる幸せと平和の尊さを再確認し、世界の恒久平和を祈念する。
■戦争体験の教訓の継承
沖縄は第2次世界大戦において、住民を巻き込んだ地上戦の場となり、多くの貴い人名とかけがえのない文化遺産を失った。このような悲惨な戦争体験を風化させることなく、その教訓を後世に正しく継承していく。
■安らぎと学びの場
戦没者の氏名を刻銘した記念碑のみの建設にとどめず、造形物を配して芸術性を付与し、訪れる者に平和の尊さを感じさせ、安らぎと憩いをもたらす場とする。また、子供たちに平和について関心を抱かせるような平和学習の場としての形成を目指す。
平和の広場
平和の広場は、断崖絶壁から海岸線、波打ち際を眺望できる位置に設置されています。広場の中央には「平和の火」が灯されています。この「平和の火」沖縄戦最初の上陸地である座間味村阿嘉島において採取した火と被爆地地広島市の「平和の灯」及び長崎市の「誓いの火」から分けていただいた火を合火し、1991 年から灯しつづけた火を、1995年6月23日の「慰霊の日」にここに移し、灯したものです。

できることならば、人類の歴史にありとあるすべての「いくさ」による死者の御霊を慰める碑が建立されますように。

国というものが地球上からなくなり、すべての人類がひとつのまとまりのもとに、生態系の一員として穏やかに暮らせますように。

すべての人と人の間から、権力や力の関係が消滅し、心は和ぎわたり、みな等しく生命を全うできますように。(これは、月探査機「かぐや」に積むメッセージとして私たち夫婦が連名で送ったものと同内容です。)

と、祈るものです。

« 桜貝 | トップページ | 白リン弾 »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

民族間の憎しみというのは終わりがないのでしょうか。とても悲しいです・・・。
叔父が二人戦死していて、陸軍の叔父の最後(南方)は看取った方が祖父母の所へ知らせに来てくれたそうです。海軍の叔父は大和の護衛艦に乗っていて沈みました。平和の礎に名前が刻まれているそうなのでいつか逢いに行きたいです。

追伸
自分のことばかりですみません。「かぐや」のことを書こうと思っていて忘れました(--

ご夫妻のメッセージが「かぐや」に搭載されているなんて素晴らしいですね!地球のダイヤモンドリング、本当に美しかったです。この奇跡の青い星に住んでいるのに戦争なんて・・・宇宙を見て!と言いたいです。

 ヒトは種としてはひとつです。人種というものは生物学的には存在しません。みなおなじヒトなのに、人種、民族、部族、隣国、隣県、隣州、宗教、宗派、性別、障害・・・・・・・とにかく何か「異なる部分」を見つけては、排除する。
 
 みんな違って、でも同じ、というのが生物のありかたなのになぁ。

 私自身「分けて認識する」=「科学」の徒、ですが、私たちはついに、系=システムをまるのまんまに受け入れて認識することなく、絶滅への道を歩むのか?
 今の「火急」の事態は、人類の存亡というところなのに。
 釈迦が語った「火宅」のたとえは、今の人類の状況そのものなのに。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 桜貝 | トップページ | 白リン弾 »

2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ