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2009年2月12日 (木)

二段ベッド

2008.2.8付 朝日歌壇より
二段ベッドの上で寝ていし子の怒り天井の凹みの跡に残れり:(札幌市)山本紀子

最初、象徴的に天井のしみとか、たわみに、昔の「子の怒り」がしみこんでいる、というような受け取り方をしたのですが、どうも、違うようですね。

具体的に、お子さんが、面白くなくて、うっ屈した思いで、天井を殴ったのか蹴ったのか、そのくぼみがあるのでしょう。

二段ベッドというものの経験がないので、どの程度天井に近いのかはわかりません。
二段ということは、下の段に兄弟も寝ていたのでしょう。兄弟のうっ屈をどう感じておられたのか。

どうかなぁ、今は成人して家を離れたお子さんへの思いだ、と受け取っていいですか?

◆全くつまらない余談。
私、ベッドは苦手です。小学生くらいの頃、秋田への寝台急行(多分、津軽○号)の、3段ベッドで、私が一番下の段に寝かされて、中段に母が寝ていて、夜中。
向いのベッドのご婦人が母を起こして「お宅のお子さんが落ちてます」。
あわてて、母は床に転がったまま眠りこけている私を「拾い上げ」て、ベッドに押し込んだのだそうです。落下防止のベルト2本の間から、転げ落ちて、目も覚まさずに寝たままだった、と、後々、ずいぶんからかわれたものでした。

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崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

余談のお話に思わず笑ってしまいました。子供達が同じことをしていました。二段ベッドは女の子たちが寝て、男の子たちは床にふとんを敷いて寝ていましたが、上段に寝ていた次女が下に落ちました。下には長男が寝ていて「痛い、痛い」と大騒ぎでしたが、次女は全く起きず。このタフさかげんが今の職業に役立っているようです(看護師)。
子供っておかしいですね(笑)。

私は事、寝ることに関しては貪欲でして。
昼寝中に誤ってバルサンで燻蒸されてしまったのに目も覚まさなかった、という逸話もあります。
高校時代の修学旅行などでも、部屋の電気が赤々とついているのに、あいつ一人で大いびきかいてた、とか・・・。
この年に至るまで、不眠という経験がありません。

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