猫が呼ぶ
2009.2.8付 朝日歌壇より
魚焦げる鍋吹きこぼれるチャイム鳴る二匹の猫と病妻が呼ぶ:(さいたま市)石塚義夫
永田和宏 評:病気の妻に代わっての家事労働。てんてこ舞いの様子がほほ笑ましい。妻はこんなに忙しかったのかとの思いも。
笑いを含んだ歌ですから、おそらく、突然の発熱か何かで寝込まれてしまったけれど、重い病気ではないと想像します。
猫が不満を発して、私は不満だぁ~、と鳴くと、結構迫力ありますよね。
タイミングの悪い時に限って、チャイムが鳴り、電話が鳴るんです、必ず。
やかんに湯を沸かしながら、自分の朝食を準備していたら、沸騰が始まり湯気がもうもう。
妻「お湯沸いてるわよ」
私「知らんのか。お湯というものは煮込めば煮込むほどうまくなるんだ!」
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント