注連縄
2009.2.16付 朝日歌壇より
歳末のスーパーに来て吾が業の霊柩車にも注連縄を買う:(八戸市)山村陽一
{馬場あき子、永田和宏 選}
私もねぇ、子らが小さいときは、生活の中のいろいろな年中行事を経験させたいと、車や自転車にも小さな注連縄をつけましたっけ。
でも、車の前につけるやつは、どうも、エンジンルームに吸い込まれそうで、嫌な感じがしていたので、比較的早めにやめてしまいました。
最近は、正月を特別な過ごし方を「したくない」という気持ちの方が強くなってきて、ほとんど正月らしいことをしなくなりました。
人が勝手に作った区切りで騒ぐのはいやだ、どうということもなく、ただ普通に過ごしていきたいという気持ちの方が強いのです。(へそ曲がりですねぇ。)
葬儀にかかわるお仕事は、絶対必要なお仕事であるにもかかわらず、よく知られていないお仕事でもあります。お仕事はすべて「儀式」ですから、こういう正月儀式も大切ですね。ふと、心理的な盲点を突かれました。
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