湯猫
2009.2.16付 朝日歌壇より
湯たんぽを湯猫と言いし遠き日の祖母偲ぶとき面影うかぶ:(福岡市)安河内千鶴子
私の語彙にはないんですが、猫をゆたんぽ代わりにして、「湯猫」という地方があるやに聞いておりますが・・・
あるいは、金属製のが湯たんぽ、陶器製のが湯猫、とか・・・
何にしても、いい語感です。
あぐらのなかに猫を抱いていると、ぬくぬくと温かくって、昔、赤ん坊のころの子を抱いていた時のような・・・
で、おむつからおしっこが漏れてきた時の、あの「あたたかさ」が思い出されてしまったり・・・
別件:陶器製の「こたつ」というものがあって、中に灰と炭を入れ、布団の足元に入れて使う、という習慣が妻の生まれ育ったところにはあったようです。なんだか、火事になりそうで怖いけれど、暖かいものだそうです。
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