万蕾
2009.2.23付 朝日俳壇より
万蕾の弾けるごとき梅日和:(荒尾市)鶴田幾美
稲畑汀子 評:たちまち梅の蕾がほころぶ日和。万蕾が弾けるとは妙。
当然のことながら、字面の上からも、読んだ音からしても「万雷」が意識されているのではないでしょうか?
万雷の拍手、というあれです。
梅が一斉に開花していく姿を、万雷の拍手、のイメージでとらえなおしてみてもらえませんか?
なんだか、うれしい、なんだか、ほんとうに拍手したくなるような光景じゃありませんか?
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