雪に色あり
2009.2.8付 朝日歌壇より
老いし吾施術せし目に雪深し時には雪に色ありて見ゆ:(山形市)三浦トミエ
歌を解釈することが難しいと言った舌の根も乾かないうちに、また困難な歌に挑戦します。
何の手術をなさったのだろう?ということなのです。
それが白内障のような眼の手術だったら・・・ひょっとして、クリアになった視界に映る雪には、本当に「色」が見えるかもしれません。
手術が別の内科的なものだったら、術後のベッドから見る雪に「命の色」を見ておられるかもしれません。
あえて、このブログの読者の方々の想像力を刺激してみたいと思いました。
どのように読めますか?
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コメント
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私はポジテブに「クリアになった視界」の感じがします。
初めて眼鏡をかけたときの夜が明けたような感動が忘れられません。周りの景色がすべて写真のようで現実とは思えなかったです。その時の自分に似ているように思えました。
投稿: 桔梗 | 2009年2月13日 (金) 07時02分
私も、だんだん水晶体が濁ってきているな、という自覚があります。夜の車の運転で対向車のヘッドライトがまぶしくて、視線をそらすことが多くなりました。濁りが光を乱反射して、視線でとらえているものを見にくくする、というのが「まぶしい」という現象です。
今後、白内障までいくかどうかは知りませんが、自分の体を観察して面白がっています。
長く白濁していた視界がクリアになった時の驚きはすごいですよね。
私も目の手術だったのではないか、という方に軸足は乗っています。
投稿: かかし | 2009年2月13日 (金) 10時34分