声降る
2009.2.2付 朝日歌壇より
亡きひとのこえふる水に木に土に ゆきひらとなりはなびらとなり:(福島市)美原凍子
高野公彦 評:亡き人を恋う、悲しくて美しい歌。
視覚的な歌です。絵のようです。遠くから眺めても美しく、ズームアップして視界いっぱいが、白く舞うもので埋め尽くされても美しい。
それは、声の降る姿です。
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