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2009年2月 4日 (水)

凍鶴

2009.2.2付 朝日俳壇より
凍鶴にならんとしてはよろめけり:(さいたま市)川辺了
 長谷川櫂 評:氷のようにじっと立っている冬の鶴。ところが、すぐよろめいてしまうのだ。鶴のよろめきとはおもしろい。

鶴がよろめくんですかぁ?なんだか、妙な気分です。
自分が凍鶴のごとくに身を縮めて立ちすくんでも、どうも鶴のようにはいかない、よろめいてしまうなぁ、という風に私には読めるんですが・・・。

◆ところで、表面に氷が張るほどの冷たい水に立っていて、鶴は大丈夫なのでしょうか?体温を失ってしまわないのでしょうか?
 脚の血管の血液は冷え切っています。その血液がそのまま体に戻ってきたらさすがにたまりません。
 体から脚へ向かう血管は脚から帰ってくる血管と絡み合って、熱を交換するのです。ですから、脚へ向かう血液は冷やされ、体に戻ってくる血液は温められて帰ってくるのです。
ですから、体は冷え切らないのですね。向流熱交換といいます。
 FF式ガスストーブなどもこういう熱交換を行っています。

この話、私のホームページで詳しく議論しています。下のページの後半に生物的な話が載っています。興味がおありでしたらどうぞ。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/chemistry/Seperation/Coolant.htm

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