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2009年2月18日 (水)

青鷺

2009.2.16付 朝日歌壇より
気付きしは青鷺が先うちつけに羽ひろげ立ち我は息呑む:(下関市)藤本雅子
 佐佐木幸綱 評:大きな青鷺に気づかないで来て、目の前で急に羽ばたかれた場面。驚愕の様子がユーモラスだ。

私の語彙の少なさが恥ずかしい。「うちつけ」という言葉を知りませんでした。

うち‐つけ【打付け】①突然。にわか。だしぬけ。土佐日記「―に海は鏡のごとなりぬれば」
②遠慮のないさま。露骨。むきだし。源氏物語帚木「あだめき目慣れたる―のすきずきしさ」。「―にものを言う」[広辞苑第五版]

この「突然に」という意味を知らないで上の歌を読むとよく分からないのですね。あ~ハズカシ。

アオサギというと結構大きな鳥ですよね。それが目の前で突然羽を広げたとなると、これは驚きます。羽根を広げると、1~2mあるはずですものね。

スケールが全然違うのですが、私が昆虫と出会うのはほとんどこういうケースでして、向こうが先に気づくんですよ。で、サインを送ってくる。
おっとぉ、いたのか、ごめんね、おどろかせて。
ということばかりです。

相手にストレスを感じさせないようにそっと見つけてあげればいいんですけれど。
なかなか、動物たちとの出会いって、難しいものです。

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