エレベーター
2009.2.16付 朝日俳壇より
エレベーター一人の寒さ上りけり:(豊中市)上原恒子
稲畑汀子 評:一人しか乗っていないエレベーター、寒さが伝わってくる佳句。
余計なことを申します。マンションなんかのエレベータですと、女性は一人で乗っているのが安心。男性が乗りこんできたら、女性は緊張し警戒しなければならない時世です。一人の方が気楽でいい。
袖振り合うも他生の縁、などといってはいられない、心寒い世の中となり果てましたことよ、哀しい。
男性としては、女性一人のエレベーターに乗るということになると、この人警戒しているだろうな、と想像してつらくなるという、なんだか嫌なぐあいです。
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