都電
2009.2.8付 朝日歌壇より
ゆうらりと横揺れのまま駅に着く荒川線の一輛電車:(東京都)久保田仁
永田和宏 評:日常のなんでもない一齣をゆっくりと捉えた。
東京以外の方のために註をつけておきます。荒川線は都電というやつで、いわゆる「チンチン電車」です。
今は新型車両が走っています。昭和初期の東京市電をイメージした新型車両も走ります。
というわけで、東京にわずかに残った路面電車の姿をイメージしながらもう一回、歌を味わってみてください。
◆昔話:高校教師の研修会「全国教研」というやつで、土佐に行ったとき。
土佐には「とでん」が走っていました。「土佐電鉄」略して「土電」です。
行先表示で「ごめん」と謝りながら走っていました。「後免」線に乗った時の話です。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント