おいどん
2009.1.19付 朝日歌壇より
「おいどんは、くるひかせけんは、みろごじゃなか」冬の上野に厳しきめだま:(東京都)狩集祥子
高野公彦 選:薩摩弁で「私は苦しむ世の中は見たくない」の意。西郷さんの口調を借りて不況の世を嘆く歌。作者自身も鹿児島出身。
高野氏はやはり、読者が読みづらそうなことについて、「評」の中でコメントをお書きになっています。「評」とは別に「註」という欄があるといいのにね。
この註がなければ、この薩摩弁は読み取れません。ありがたいことです。それだけに、℃の選者に対しても、「註」の欄をきちっと保証してほしいですね、朝日歌壇さん。
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