氷の中で生きる
1月16日。午後3時半頃です。
大田区の白山神社。
朝張った氷が、日中も解けなかったのだと思います。
氷が解け残っているのが見えます。
アップにするとこんな感じ。まだ一枚の板として浮いていました。
で、よく見たら、お馴染みの、これ、です。
氷の浮いた水ですから、温度は0℃です。まちがいなく。
0℃の水の中で、いつものようにゆったりと動きまわっていました。体液は水より濃いので、凝固点降下というやつで、0℃では凍らないでしょう。とはいってもなぁ、「体の芯まで冷えている」はずなのに、よく動けるなぁ。感動しました。
集合していると温かい?おそらくそれはないだろうなぁ。このスローな動きでは大した発熱量はないでしょう。
下北半島の北限のサルが、寒さをしのぐために、子どもを真ん中に入れた「サル団子」をつくって体温で温まるのとはわけが違う。
いや、ホント、生命力というもののすごさに圧倒されます。
集団に入っていないのもいます。
左の方はまだ小さいようです。
今の時期に、幼虫で越冬するのですか。まいった。
いつ、どこで、どのような蛹になるのでしょう?多分、見ることはできないと思いますが、ここまでくると、無事を祈るしかないですね。
ちゃんと成虫になれますように。
◆しゃがみこんで写真を撮っていました。3人くらいの女性たちが、ウメの花に来ていたメジロを見つけて、ウグイスではないか、いやメジロだと話していたのですが、うち一人が、私に「何かいるのですか?」と尋ねてこられました。あわてて、いや、ハナアブの幼虫ですが、ご覧にならない方がよろしいですよ、と丁寧にお断り。この幼虫を初めて見て、平静でいられる女性はあまりいないでしょうから。騒ぎになって駆除しようなんてことになったらたまりません。
静かに、放っておきましょう。それが一番。
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