リストラ
2009.1.19付 朝日歌壇より
日産をリストラになり流れ来たるブラジル人と隣りて眠る:(ホームレス)公田耕一
佐佐木幸綱氏と高野公彦氏が選んでおられました。
昔、私の子どもの頃にも、「首切り」が盛んな頃がありました。子ども心に「首を切る」って、本当に切っちゃうのかな、と恐ろしく思ったものです。(共産党の地下活動っていうと、地面に穴を掘って生活するんだ、と思っていましたから。)
言葉は変わってリストラとカタカナになりましたが、実態が変わったわけではなし。
寒い冬です。働く人がいなくなったのに、会社は元気だ、なんてことがあり得るわけもないのに。「労働力」を使い捨て商品としてしか見ない経営者は、結局のところ、自らの人生も使い捨てにしかなりませんのに。薄っぺらな人生でしょうね、かわいそうに。
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