ツバキ
ツバキです。
中のメシベを意識して撮りました。
フラスコのような形です。
この状態では、メシベとオシベと、きっちりくっついていますが、花が落ちるとき、オシベの輪は花弁にくっついてメシベの根本の子房のところから、すぽっと、抜けて落ちます。
不思議なものですね。動物でも植物でも、雄性配偶子を作る側は受精までが仕事、仕事が終われば、用済みです。雌性配偶子をつくる側は、受精後も、受精卵に一定の方向性を与えるまでは面倒を見ます。花の場合は、種をつくり、実をつくり。
鳥なら、卵殻をつくり、哺乳類なら胎児を体内で育て。
生物学的には、雌性配偶子をつくる性を「メス」、雄性配偶子をつくる性を「オス」と呼びます。
ですから、時に、成長段階や栄養状態などで、今まで雄性配偶子を作っていた個体が、今度は雌性配偶子をつくるという変化をすることがあります。いわゆる「性転換」です。ヒトの場合は、どうも社会的なこともあって、面倒くさいことですが、生物界を広く見ると、結構起こりうる事態なのです。
いや、脱線しました。植物も動物も、生き方の基本はおなじなんですね。
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