セーター
2008.12.22付 朝日俳壇より
前後ろ間違ひやすきセーター着る:(東京都)柏木佐智子
稲畑汀子 評:前後を間違えて着ても分からないセーターがある。着てみて間違ったかと気にかかる作者の心情の推移が想像される。
なんだか「いちゃもん」みたいな感想なんですが・・・。
「評」を読む前に私が感じたのは、のどのあたりの違和感、不快感、しまったという気分、などでした。
つまり、ちょっと見には前後ろが分からないセーターなんだけれど、実は前後ろはあって、間違えると、首のあたりに引っかかってきて、のどが詰まるようなかんじがして、しまった間違えた、向きを逆にしなければ、と思いつつ、しくじった自分を責め、手間をかけるのが面倒だなぁ、とも思ったりして。という「いじいじ、うじうじ、感覚」なんです。
前後を間違えても分からないセーターだ、とは思えなかったもので。
なに、結局、自分自身の経験をお話ししただけです。ドジを踏んだ経験をさらしてしまいました。
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