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2009年1月 5日 (月)

ミニ生態系

1230hirataabu1毎日、日がさしてあたたまった状態のイヌホウズキのところへ観察に行きます。

12月30日、この日はドラマがありました。

この写真で、植物はイヌホウズキ、上の方にアブラムシの集団、中央にそのアブラムシを食べるヒラタアブの幼虫がいます。
私の眼は、ヒラタアブの幼虫の姿をパターン認識して、お、いたいた、とカメラを向けたわけですが、よく見ると、下にアリがいます。アブラムシの世話、あるいはアブラムシの出す「甘い汁」をもらいにきたのでしょう。葉っぱ一枚をはさんで、アブラムシ側に立つアリと、アブラムシの捕食者が相対しています。
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アリは歩きまわり、とうとうヒラタアブの幼虫のところへ来ました。

どうなるんだろう?アブラムシを守るためにヒラタアブの幼虫を攻撃。排除するんだろうか?と見ていました。

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とうとう、遭遇です。

アリのアゴは強力ですから、もし噛みつけば、ヒラタアブの幼虫は身をくねらせて抵抗するでしょう。

そうなったらどうしよう、介入してヒラタアブの幼虫を助けようか、と考えつつ、さらに見守り続けたら
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アリはヒラタアブの幼虫を踏んづけて、歩いて行ってしまいました。
どうやら、葉っぱも幼虫も区別はしていないようですね。
アブラムシの出す「におい」のようなものを頼りに行動しているのでしょう。

ヒラタアブの幼虫もアリに踏んづけられましたが、アリが去って行くまで、まるっきり動かずにいました。こちらも、敵だとは認識していなかったようです。
ハラハラしていたのは私だけだったようでした。

ヒラタアブの幼虫は捕食者とはいっても、自分から積極的にスタスタ歩き回って餌を探すわけではありません。テントウムシの幼虫やクサカゲロウの幼虫は行動的なのですが、ヒラタアブの幼虫は移動はしますが、あまり攻撃的ではありません。

今日、1月5日、ヒラタアブの幼虫がこんな恰好をしていました。イノホウズキの実に巻きついているのです。
0105hirataabu おいおい、それは君の食べ物じゃないだろう、と思わず声をかけたくなります。

ヒラタアブの幼虫は、こんなふうに枝や葉などに巻きついたような格好で、ある種の「待ち伏せ」型の捕食をするのかも知れません。


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