冬の月
2008.12.22付 朝日俳壇より
風起す口の形に冬の月:(大東市)谷口東香
いかがでしょう?
この写真は2009年の元旦のものです。
この日正午の月齢が4.6でした。三日月だともっと鋭くなるでしょうね。
この形、「夜空に開いた口」なんですね。ここから関東平野では「空っ風」が吹き出してくるのです。氷の女王ならぬ、冬の女王の唇です。
大東市は大阪ですが、あちらの寒風も突き刺すように鋭いのでしょうね。
月をアップにすると
こうなります。
カメラは手持ちで、肩を壁につけて固定しての撮影です。
手持ちでブレない限界は、私の場合30分の1秒。で、30分の1秒に設定して撮影しました。クレーターが見えます。
ディマージュZ3というカメラで、壁ににカメラを直接押しつけて固定して4秒露光するとこうなります。↓
露光時間が長すぎて、月がつぶれてしまいました。
でも、どういう状況なのかはこれでお分かり頂けるでしょう。
西の空へ、今しも沈みゆくところなのです。
鋭い月の下、鋭い寒風に肩をすぼめるとき、女王の唇、を思い起こして下さい。
« ツマグロオオヨコバイ | トップページ | イヌホウズキ »
「自然」カテゴリの記事
- フェーン現象(2022.09.20)
- 台風など(2022.09.20)
- 今年も後半戦に入りました(2022.07.04)
- 折れた飛行機雲・夕焼け(2022.05.17)
- 上弦の月(2022.05.16)
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント