電波時計
今回は、私のお気に入りの電波時計です。
これは、以前「11月11日11時11分11秒」の写真を撮った、あの電波時計です。退職後に嘱託として勤務していた学校で、タイムキーピングにつかっていました。この学校では、どこに置いても、電波時計が電波を受信できない環境でした。この時計はカバーをすると液晶表示だけが見えて、ボタン類が隠されるようになっていますので、帰りにバッグに放り込んで帰ると、自宅で電波を受信し、翌日学校で取り出すとちゃんと時刻合わせが済んでいる、というスグレものでした。
液晶画面の右上に波模様があって、その右に「E」と表示されています。これは「East」のことで、福島県の大鷹鳥谷山の送信局からの電波を受けました、というサインです。もし、佐賀県の羽金山の送信局からの電波を受けた場合は波模様の左側に「W(est)」というサインが出ます。こういう仕組みを知って使うと、楽しいですよ。
こちらは、今パソコンデスクの上に置いてある電波時計。
アナログタイプです。
直観的なアナログ表示の方が好きな私です。
さて、外出時に使う大好きな腕時計があります。
この二つを合体させたような腕時計です。
見たところ、上の置時計と同じように見えます。
ただ、この時計の文字盤のガラスは透明な液晶表示板になっていて、必要ならデジタル表示もできます。
で、電波時計ですので、「10万年に1秒」という原子時計に同調して、正確な時刻を刻んでいるのです。ですから、時報に合わせるとかする必要もなく、気楽です。
ところがですね、内部ではおそろしく正確な時刻を保持していながら、アナログの針の方は「ゆるい」んですね。長針は20秒に1回しか進みません。ですから、常に、本当の時刻よりは遅れています。運針する瞬間だけが正確です。
この、超精密なあいまいさというのが、好きなんだなぁ。
◆2番目にご紹介した、デスクトップのアナログタイプの時計も、実は15秒に1回しか長針を進めません。そんなもんで人の生活なんて十分です。
◆腕時計の写真で「WR 5BAR」と書いてありますね。これは「Water Regist」で、防水時計だということです。「5BAR」の方は、ある程度お年を召した方なら分かりますが、以前は気象情報で気圧のことを「ミリバール」という単位で扱っていました。「1013mb(ミリバール)」が1気圧です。mbは1/1000bですので、1気圧は約1バールです。
そうすると、時計の表示は「5気圧防水」ということですね。水に潜ると、10m潜るごとに1気圧増しますので、50mの深さのところでの水圧は1気圧(大気圧)+5気圧(水圧)です。多分、50mの水深に耐えます、という表示でしょう。でも、正直なところ、普通の人で50m潜れる人はいません。死にます。
私は勝手に裏ぶたを空けて電池交換を2回やっていますから、防水性能は、もうあんまりないと思いますけどね。
◆最近、テレビから「時報」が消えてしまいました。デジタル放送では、情報量が多いので情報を圧縮して送ってくるのです。その圧縮された情報を元に戻す作業を「デコード」といいますが、それに2秒くらい時間を食うので、時報を送ると画面が表示する時報が本当の時報より遅れてしまうので、やめたのですね。
もし、時計を合わせたかったら、ラジオか、電話で合わせてください。
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