ハナアブの幼虫
例の、オナガウジというやつです。
12月19日の時点で、まだ、元気にしていました。
初めはなんだか、敬して遠ざく、という気分だったのですが、こうやって、何度も顔を合わせていると、だんだんと親しみを覚えてくるものですね。
細部をちゃんと見ることが大事なことのようです。
前回、記事にした時に、脚を発見したものですから、普通の芋虫タイプの幼虫とイメージが重なるようになりました。それまでは得体のしれない体をしている、と思っていて苦手だったのです。(ゴメンネ)。
今回、この幼虫を眺めていたら、水面をくねくねして移動しているのですが、よく見ると、腹を上にして(背を下にして)、脚を動かして「水面を歩いている」のです!
この写真でも、脚が写っていますね。半透明のイモムシちゃんに、長い尻尾が生えている、とみれば、そう奇怪なすがたではありません。
水面を前進していって、壁に突き当たりました。
そうして、こんどは水中で壁面を歩いています。
脚を使って歩いている様子が写真に写りました。
ずいぶん、ふつうのイモムシに見えてきました。
相手をきちっと見ることが、相手を知ることの第一歩なのですね。虫好きですから、そうとう慣れているつもりでしたが、今回改めてオナガウジちゃんに教わりました。ありがとう。
ところで、「水面を歩く」ということでは、モノアラガイの水面歩行もおもしろいですよね。
もし、水槽にモノアラガイでもいたら、時々観察してください。水面に水中から貼り付いて、殻を下にした状態で水面を歩くんです。どうやって推進力が得られるのかさっぱり分からないのですが、とにかく、見ていると、貝としては自分の行きたいほうへちゃんと進んでいるようなのです。流されたりしているわけではないのです。あれって、不思議ですよ~。ぜひ、チャンスがありましたら、観察してください。
(水面には「空気面」と「水中面」の裏表があったのかな?と悩んだりします。)
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