惚
2008.12.14付 朝日歌壇より
皺ふかくまで生きてきて知るひとつ惚(ぼ)けと惚(とぼ)けが同じ字のこと:(八王子市)相原法則
馬場あき子 評:今までも文字に関心を寄せてきた作者だが「惚」の字をめぐるよみの発見が面白い。惚けとは世間に飽きて惚けているにすぎないのだと思えば慰められる。
私の年代だと有吉佐和子さんの「恍惚の人」を思い出します。
惚(ぼ)けて、惚(とぼ)けて、うっとり恍惚、惚れた想いに浸りますか。
忽にも似てますね。忽然として、この世にサヨウナラ、というのもいいな。
于武陵の「勧酒」
勧君金屈卮
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
井伏鱒二訳 『厄除け詩集』


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