鵙の贄
2008.11.24付 朝日俳壇より
たつた今刺されしばかり鵙の贄:(柏市)牛水里人
また老爺心。「もずのにえ」です。
百舌の速贄(ハヤニエ):(モズの捧げる初物の供物の意) モズが秋に虫などを捕えて木の枝に貫いておくもの。翌春、他の鳥の餌に供されてしまうとしていう。[広辞苑第五版]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%BA
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食性は動物食で、昆虫類、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べる。樹上等の高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り獲物を食べる。捕らえた獲物を木の枝等に突き刺し(早贄)たり、木の枝股に挟む。
秋に最も頻繁に行われるが、何のために行われるかは実際よく分かっていない。早贄を後でやってきて食べることがあるため、冬の食料確保が目的とも考えられるが、そのまま放置することもしばしばある。近年の説では、モズの体が小さいために、一度獲物を固定した上で引きちぎって食べているのだが、その最中に敵が近づいてきた等で獲物をそのままにしてしまったのが早贄である、というものもある。しかし、餌付けしたモズはわざわざえさを早贄にしに行くことから、この説も疑わしい。稀に串刺しにされたばかりで生きて動いているものも見つかるが、大抵(特にカエルは)ショッキングな姿を晒す。
東京に住んでいるとほとんどお目にかかりません。鳥は生態系の上位の生物です。私のように生態系の底辺近くの「昆虫」が好きな人間にとっては、鳥は激しい生き物です。あんまり庭の木の間に潜り込んでほしくはないなぁ。どこかの愛鳥家さんの餌台で食事してください、と愛虫家は頼みたいのです。
虫が嫌いで愛鳥家、というのも身勝手な話だよなぁ、とも思うんですよ。
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