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2008年11月19日 (水)

子育て

2008.11.17付 朝日歌壇より
疲れ顔見せ四人子(よたりご)と写る我そをしあわせと今気づく愚か:(川崎市)釜田瑤子

いいえぇ、その時はやっぱり疲れているんです。だから、いいんです。今気づくことができて、今が幸せ、それでいいんですよ。

子の日々の成長とともに、現役の親は日々変わっていくのです。親子関係、広くは人間関係は、「一方的」ということはありえませんのでね。その変化を経験し、刻み込んで一人前の親になっていくのです。子を産んだから親、なのではないのです。子と一緒に成長して人は親になるのです。

喜びも、そして疲れも、写真には記録されてしまうのです。

その点、ジジババというものは、孫の成長によって変化せざるを得ない側面はあっても、すでにある程度、子による成長を経験してしまっていますから、その分が「ゆとり」。
楽しめるわけですね。

◆朝日新聞の「ひととき」という投稿欄にこんな話がありました。

ふさぎこむ息子を前に(2008年11月13日付朝日新聞東京本社朝刊から)
 「ただいま」という声が暗い。16年も一緒に暮らすと、何かあったとわかります。高校1年の長男です。
 顔色をうかがい、ちょっと身構える。「はあ」と言ったきり、無言で夕食を食べ始めた。おそるおそる「何かあった」と聞く。しばし沈黙。そして「だめだ、おれ」。とても内容を聞ける雰囲気ではない。
 サッカー部の練習がきついのは聞いている。1年生で、気をつかうことも多いらしい。だが、部活のこととも限るまい。いろんな思いがめぐったが、努めて明るく言ってみた。
 「何があったか知らないが、こういう時の対処は3パターンあります。もっとダメなところを指摘して徹底的に打ちのめす。明るく前向きにプラス思考で励ます。一切そのことに触れずに知らん顔をしている。さあ、どれを選ぶ」
 少し間をおいて返ってきた言葉は「どーでもいい」だった。では、仕方がない。「じゃあ、八つ当たりしていいよ。それが親のつとめと思っているからね」と言ったら、初めてニヤッと笑った。
 それから何も言わなかったが、その笑い顔だけで十分だった。問題の解決にはならないと思うけど。次の日も学校へ行く、また違う問題が起こる。落ち込んだり笑ったり、あきらめたり忘れたり。いろいろあるね、生きてると。
 (長野県松本市 会社員 45歳)

子どもが小学校に上がると、子育てが終わった、と考える方もいらっしゃるかと思いますが、人格形成のほぼ最終段階といえる、高校時代が終わるまで、が親としての「子育て」の守備範囲でしょう。そこをすぎたら、もうどうとでもなれ~、でいいですよ。

八つ当たり受けてやるよ、というのはえらいなぁ、なかなかそこまでは言えないものなぁ。
頭が下がります。

落ち込んだり笑ったり、あきらめたり忘れたり。いろいろあるね、生きてると。

全くです。

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