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2008年11月10日 (月)

アカバナジョチュウギク

1103akabanajotyugikuご近所で咲いているきれいな赤い花。

アカバナジョチュウギクでしょうか。(赤花除虫菊)
除虫菊ですので、花にピレトリン(pyrethrin)を含んでいるそうです。
1106akabanajotyugiku
たしかにキク科ですね。
とてもきれいですし、今の季節の虫たちの御馳走テーブルでもあるようです。

◆ところで、「ピレスロイド(pyrethroid)」ということばを聞いたことがあるのではないでしょうか。ピレトリンの仲間(ピレトリン誘導体)という意味です。

ピレトリン自信は「菊酸」という「-COOH」を含む物質と、「-OH」を含む物質の「エステル」という形の化合物です。
合成ピレスロイドでは、菊酸を含まない物質になっているようです。

神経細胞に作用する「神経毒」ですが、昆虫には強く作用しますが、私たち哺乳類や、鳥類では体重もありますし、作用が穏やかなので、あまり毒性を意識せずに使えます。

ただし、やっぱり毒なんですから、いくら天然成分だといっても過剰な使用はよくありません。
天然・自然は善、人工・合成は悪というような二分法に出会ったら、それだけでもう、疑ってかかった方がいいです。

物質に善も悪もありません。使い方の問題ですので。

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