« 猫 | トップページ | 遠い日 »

2008年11月18日 (火)

職人の技

2008.11.17付 朝日歌壇より
天麩羅のあつきころもにつつまれる一膳飯屋の海老のかそけさ:(掛川市)村松建彦

いかにして、小さなエビにあの大きなかさばるころもをつけるか。職人の「こだわりの技」ですよね。家庭料理では絶対できないものです。

「かそけし」というのは漢字で書くと「幽し」です。広辞苑によると「かすかなさまである」となっていました。
「かそけき海老」
天ぷらそばの海老もね。

俳句に対して、川柳というジャンルがありますが、その境目ははっきりしない。互いにオーバーラップしています。
歌では川柳に対応するものがあるのかなぁ?ないですよね。

いわば、上の歌は「川柳歌」ですね。そういうジャンルがあってもいいな。

人生の機微をついて、思わずニヤッとさせるような歌、楽しいですよね。

« 猫 | トップページ | 遠い日 »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ