オナガウジ
オナガウジ。
ここは、大田区の白山神社の用水の溜まり水。
ハナアブの仲間の幼虫です。この幼虫を見ただけでは、私には種の特定はできません。でも、花アブの幼虫、通称オナガウジです。
幼虫の体から長い呼吸管が伸びています。写真右上で呼吸管の先端が水面に接していて、小さくくぼんでいるのが分かります。
呼吸管の先端から白い糸のようなものが2本体の中の方へ伸びています。これが気管なのではないでしょうか。
体内の構造も見えてはいますが、どれが何、とは分かりません。
体の先端部、呼吸管とは反対側に「2本のつのみたいなもの」が見えてますが、これは突起ではなく、体内の神経かな、眼の部分じゃないかと思います。
写真右方で水面のくぼみの反射が見えますね。
体内の白いのは気管系かなぁ。で、色のついているのが消化器系かなぁ。
とも思います。
呼吸管の中で、白い糸=(多分)気管が、らせん状になっているのが分かりますね。実はこの呼吸管は、長さが自在に変えられるのです。
上の2枚の写真は幼虫が水面直下にいて動いているところなのですが、別の場所ではこんな具合。
下の方に水の中に沈んだ植物の茎か何かがあって、そこに幼虫がつかまっていて、呼吸管を水面に伸ばしている様子です。
ずいぶん長く伸ばしてますでしょ。可変長呼吸管というわけです。しかも3匹並んで。水面がくぼんでいるのがはっきり分かります。
呼吸管の部分のアップ。
この画面を見ながら想像するに・・・
模式的に描くと、こんな風になっていて伸び縮みできるのではないか、と思いました。
水の中の腐敗した動植物を食べるそうです。
静止した水の、汚さの指標になるということです。オナガウジがいれば汚れた水だということです。
これで、2回目なんですがね、オナガウジを見るのは。あんまり再会しなくていいです、差別してゴメンネ。
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