どんぐりの目利き
2008.11.24付 朝日俳壇より
どんぐりの目利きなりしはその昔:(岡山市)光畑勝弘
長谷川櫂 評:どんぐり独楽にするには、どのどんぐりがいいか。その目利きとは愉快。
子ども時代には、子ども独特の技があります。大人になって、そう、子どもの頃こんなことをしたんだったよなぁ、と記憶ははっきりあって、全体像は思い出せる、でも、再現しようとしても、どうにも「わざ」を失ってしまっている、思いだせない、回復不能・・・、そんなことってあるんですよねぇ。
子供時代、どんぐりを拾えば、即座に「目利き」ができたのに、昔は目利きができた、ということ自体は確かに思い出せるのに、今はできない。そんな「へだたり」「じれったさ」「なつかしさ」が詠みこまれていると感じました。
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