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2008年10月17日 (金)

クモの巣

1016kumonosu1 前の記事と同じクモの巣です。

時間が4時近く、太陽が大分低くなってきていました。風があって絶え間なく巣網は動いていました。

斜めに差し込んでくる木漏れ日がクモの巣に当たって、屈折し、色がついて見えました。(肉眼では)。

写真上の方の横糸がオレンジ色に光っているのはその色でして、決して、太陽光が夕日の赤い色をしていたのではないのです。白色光が、クモの糸をプリズムにして分光されて見える色です。

見る位置を少し上下させると、肉眼では色が変化して見えましたが、そこまで写真には撮れませんでした。

写真左の方、縦糸に光が当たって、しかもピンボケでぶれていますが、縞模様が見えます。別の写真で見てみましょう。

1016kumonosu2 ピンボケの具合が、よりひどいのですが、こういう写真ではかえって、面白いか、と撮ってみたものです。

この写真の縦糸の縞模様をはっきりみたいですね。

1016kumonosu3 こうです。

虹とまではいかないのですが、木漏れ日のスポット光が分光されると同時に、景色の明暗も縞模様になって見えているのでしょう。

1016kumonosu4 もっとぶれてます。

この写真の中の2か所を大きな画像でお目にかけます。

まず、中央付近の明るいオレンジ色のそば。

1016kumonosu5 これは完全に分光による一種の虹ですね。

カメラのレンズ側のせいではありません。クモの糸がプリズムとして働いた結果です。

1016kumonosu6 景色の明暗を含む縞模様です。

こんな写り方をするとは思っていませんでした。

クモの糸は、透明で粘っこいので、光の屈折率も結構大きいのでしょう。

なかなか面白いものを見ました。

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