クモの巣
時間が4時近く、太陽が大分低くなってきていました。風があって絶え間なく巣網は動いていました。
斜めに差し込んでくる木漏れ日がクモの巣に当たって、屈折し、色がついて見えました。(肉眼では)。
写真上の方の横糸がオレンジ色に光っているのはその色でして、決して、太陽光が夕日の赤い色をしていたのではないのです。白色光が、クモの糸をプリズムにして分光されて見える色です。
見る位置を少し上下させると、肉眼では色が変化して見えましたが、そこまで写真には撮れませんでした。
写真左の方、縦糸に光が当たって、しかもピンボケでぶれていますが、縞模様が見えます。別の写真で見てみましょう。
ピンボケの具合が、よりひどいのですが、こういう写真ではかえって、面白いか、と撮ってみたものです。
この写真の縦糸の縞模様をはっきりみたいですね。
虹とまではいかないのですが、木漏れ日のスポット光が分光されると同時に、景色の明暗も縞模様になって見えているのでしょう。
この写真の中の2か所を大きな画像でお目にかけます。
まず、中央付近の明るいオレンジ色のそば。
カメラのレンズ側のせいではありません。クモの糸がプリズムとして働いた結果です。
こんな写り方をするとは思っていませんでした。
クモの糸は、透明で粘っこいので、光の屈折率も結構大きいのでしょう。
なかなか面白いものを見ました。
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