サビキコリ
手のとったとたんに「コメツキムシの仲間だ」というのは分かったのですが、さて、ちゃんとした種名は分かりませんでした。
よく見かけるのは、背面がもっとつやつやしてますね。
調べてみたら、サビキコリというのだそうです。
ひっくり返すと、こんな感じ。脚をピタッと体にくっつけて動きません。
死んでしまったわけではないのです。寒いんです。で、動く気は全くなし。
一度だけ、パチッと跳ね上がり動作をやってくれましたが、後はじっとしたまま。無駄にエネルギーを使わせては申し訳ないので、すぐにはなしてやりました。
跳ね上がること自体には、その瞬間にエネルギーを使っているわけではないのです。レジリンというバネのようなタンパク質を筋肉の力であらかじめ引き伸ばしておいて、弾性エネルギーとして蓄えておくのですね。ですから、この固まった状態は「ビックリ箱」状態なんです。跳ねなければならないときには、掛け金のような装置をはずして、レジリンに蓄えておいたエネルギーで、跳びあがるわけです。その後に、またレジリンを引き伸ばさなければなりませんから、その時にエネルギーを消費することになります。
私のホームページで、そのあたりの解説も書いてありますので、関心のある方はお読みください↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/chptr_1/1-1-1/flea.htm
あんまりしっかり固まってしまっていて、頭や眼もはっきり撮れませんでした。
秋なんですねぇ。生を全うしてください。
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