フタモンアシナガバチ
蚊、ハエ、アブなど、プ~ン、ブ~ンと羽音が聞こえますね。羽ばたきによって空気が圧縮膨張させられるわけですが、それが可聴音の領域の振動数になると聞き取れるわけです。蚊の羽音は高いですからそれだけ羽ばたきの回数が多いのです。ハチが耳元にやってくると力強いブ~ンという音が聞こえますから、羽ばたき回数は少ないけれど音量が大きいのですね。
セイタカアワダチソウで虫たちを撮っていると、頭の周りが羽音だらけになりますが、和音にはなりませんねぇ。
イヌタデの実が黒く稔っているのが見えます。
興奮させなければ怖いことはなにもありません。
こちらは、フウセンカズラの花を抱え込んで蜜を吸っているのでしょう。
胸ががっしり大きいですね。
また、羽ばたきの話になりますが、翅は「胸という箱」にくっついています。
胸の中の筋肉の収縮回数(1秒あたりの)と、箱としての胸の固有の振動数、翅の長さ重さによる翅の振動数、こういうものが一致すると、共鳴して、筋肉はあまり力を大きく出さなくても、バネのような使い方でよくなります。エネルギーのロス分だけ補充すれば羽ばたきが続けられることになり、人間が想像するよりはずっと小さなエネルギー出力で飛び続けることができます。
虫の羽音を聞いたら、翅の振動数のことなど思い出してください。
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