« 蜻蛉 | トップページ | GFP »

2008年10月28日 (火)

孤独のメダカ

2008.10.27付 朝日歌壇より

ひとすじの雲従えて機は西へ青空泳ぐ孤独のメダカ:(平塚市)徳光礼子

1022hikoukigumo 雲しか残っていない写真で物足りませんが、ご勘弁を。

飛行機雲をつくった飛行機をメダカにしましたか、なんだかすごいイメージだなぁ。

メダカとは・・・すごいイメージ構成力です。他の魚ではだめかもしれない。せいぜい、上から見たタナゴの鋭いイメージくらいが匹敵するかなぁ。でもタナゴは横から見ると小判形だし。

昆虫ならトンボでしょうが、面白味が減りますね。

鳥なら鋭いツバメか、あるいは優美なアホウドリ。でももともと空を飛ぶものだしなぁ。

ここにメダカを据えたこと、これで世界が見事に構築された。詩というもののすごさでしょう。

« 蜻蛉 | トップページ | GFP »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 蜻蛉 | トップページ | GFP »

2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ