白いヒガンバナ
9月29日、環八を走っていて、白いヒガンバナを見かけました。
写真では見たことがありましたが、実物を観察したことはありませんでした。
その時は通り過ぎるしかなかったので、もう一回見に行きたいなと思っていました。
10月1日、台風15号が温帯低気圧になり、東京は午後から陽が射してきました。これはチャンスだな、とひひとっ走り。
純白ではなく、うっすらとクリーム色っぽい色でした。
間近で見ると、赤い花とはまた違う魅力ですね。
ちょうどキバナコスモスも咲いていましたので、ちょっと重ねたショットを狙ってみました。邪魔だったかな?
ネットで調べたら、
赤い花のヒガンバナは「Lycoris radiata」ですね。「radiata」は多分「放射」ですね。(radiation とか radio とか・・・)。きっと花が放射状に並ぶところからの命名でしょう。
白い花のヒガンバナ(白花彼岸花、白花曼珠沙華)は「Lycoris albiflora」でした。
「alb」というのは「白」です。色素が合成できなくて体が白くなってしまうのが「アルビノ」、卵白は「albumen」、卵白のタンパク質は「アルブミン」・・・。
「flora」はもちろん「花」ですね。
「黄花のトラウビー種(L.traubi )と、赤花のラデイアタ種(L.radiata var.pumila)との自然交雑種」とか「ヒガンバナとショウキラン(リコリス・オーレア)の雑種」とかの記述がありましたが、どちらが正しいのかは分かりません。
なんにせよ、赤い色素を合成する酵素が活性を失っているのでしょう。
ヒガンバナには毒がありますが、その名は「リコリン」、Lycoris の毒で「リコリン」なのでしょう。
◆初めて見る白いヒガンバナにひとしきり興奮してしまいました。嬉しかった。
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