アズチグモ(その後)
でも、獲物を抱えているところはあれ以来見ていません。草食性のチョウを食べる肉食性のクモは「強い」。強いものは弱いものを自由に狩りたてて餌にする、というわけでは全然ないのです。
そうそう待ち伏せが成功するわけでもないのです。飢えにさらされるということは自然界では普通のことです。(ライオンだって常に飢えています。ヒトも飢えている時が常態なのであって、たまに御馳走にありついたときには無駄なく吸収して身につけてしまうという反応を体内に持っていて、それが飽食時代の肥満や生活習慣病の原因の一つなのです。)
さて、変なお説教じみたことはおいといて・・・。
食事中でなければ、じっくり観察させてもらえます。
この構え、この顔、この眼、触脚を備えた口の辺り、じっくり見てあげてください。
腹部には線で描かれたような模様があるようですね。
頭部のアップであると同時に、脚がよく見える写真です。
脚は途中に白い模様があります。とげが生えています。先端には爪のようなものがあります。
4対の単眼もわかるかと思います。「マスク」の両端に1対あるのだと思います。
どういう視覚世界に住んでいるのでしょう?餌をどう認識して捕えるのでしょう?
私たちの見る世界が、自然界の正確な全体像などではありはしません。それぞれの動物はそれぞれの世界を認識しています。いや、植物も、かな。
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