ダツラ・メテル
和名は「チョウセンアサガオ」ですが、「チョウセン」という言葉には悲しいことに差別的な響きが残ります。「朝鮮半島が原産」ということでない限り、私としては使いたくないので、ダツラ・メテルでいきたいと思います。(去年も同じことを書きました。)
去年は六郷用水跡の遊歩道沿いで見かけたのですが、一度、切り倒され、また芽吹いたと思ったらまた切り倒されました。実がトゲトゲで危険だということなのか(痛いことを知れば対処できるはずなのに)、毒草だということなのか(有毒植物なんて身近にいくらでもあるのに)、理由はよくわかりませんが、そうなってしまったのでした。
今年、遊歩道沿いの個人宅のお庭で咲いていたので写真を撮ってきました。上の写真を撮ったのはもう午後で、きれいに咲いた花はなかったので、翌日、朝のうちにもう一回行ってきました。↓
ダツラ・メテルでは花は上向きに咲きます。
アサガオが属するヒルガオ科ではなくて、ナス科です。
下に垂れているのがメシベですね。
オシベは5本のようです。
受粉して実がなるとこうなります。
痛いから危険ということはありません、扱い方を習得すればいいのです。何回か痛い目にあって、扱い方を身につければ大丈夫。
◆去年の記事も合わせてお読みいただければ幸いです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_2dbf.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_2dbf.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_e3c3.html
ここには、ダツラ・メテルの有毒成分「アトロピン」の話、散瞳の話(私の顔が見られます)、華岡青洲の麻酔薬の話、などを載せてあります。どうぞ。
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