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2008年9月

2008年9月30日 (火)

ハエトリグモ特集

0925nekohaetori ネコハエトリ(の多分メス)の食事中に出くわしました。

とらえたのはハエではないようです。

なんかこう、ネコハエトリってフレンドリーな雰囲気で、好きだよなぁ。すっごくおいしそうですね。

0926misujihaetorif1 0926misujihaetorif2 ミスジハエトリのメスです。

実は、この後でアダンソンハエトリを載せますが、ミスジとアダンソンは「人家の中」で競合関係にあります。

「日本のクモ」によりますと、

本来は屋内性であるが、アダンソンハエトリの侵入地では競争に負け、屋内より出て野外で生活している。・・・

とあります。この写真を撮った後、洗面所の隅へ放してやりましたが、アダンソンに負けちゃうのでしょうか?

0927adansonhaetori1 0927adansonhaetori2 アダンソンハエトリのオスです。

室内で発見。プラスチックケースに入ってもらって撮影しました。

反射による影が迫力ありますね。よく見ると、フラッシュで光った眼まで影の中に見えます。

「日本のクモ」によりますと、

メスは褐色の頭胸部に茶色の腹部で目立った特徴はないが、オスは頭胸部後方と腹部前方に白色斑があり、特に腹部後方の2対の白点と触肢の白色毛がよく目立つ。温暖化により北上しており、それまで屋内にいたミスジハエトリを追いだして住みつく。

とありました。

触肢を細かく動かすのが実にかわいいのです。妻にも見せましたが、こちょこちょとかわいいのねぇ、と喜んでおりました。

この写真を撮った後、窓から屋外へ放してやりましたが、さて、ミスジハエトリとの競合関係はどうなったでしょう?

分かりません。

メスジロハエトリ

0923mesujirohaetori 0926mesujirohaetorim メスジロハエトリの雌雄です。

名前からして、どちらがメスかお分かりですね。

「雌白蠅取蜘蛛」ですものね。

両方並べるチャンスがきましたのでお目にかけます。

模様からはとても同じ種だとは思えませんね。

飼育してみるのでしょうか?そうでもしないと同じ種の雌雄だなんて分かりそうにないけれど・・・。

ちなみに、オスクロハエトリというハエトリグモもいるのですが、これにはお目にかかったことはないと思います。(見逃しているのかもしれませんけれど。)

ホオズキカメムシの幼虫

0923hoozukikamemusi1 ホオズキカメムシの幼虫です。

2齢か3齢くらいだと思います。小さくて、白くて、ぽわぽわした感じです。

降りといで、といったら素直に降りてきました。

0923hoozukikamemusi2 目が合ったという感じですね。

正面からのショットを撮って戻してやりました。

植物にとっては迷惑だったでしょうね。ゴメン。

ブルグマンシア(2)

0929brugmansia 用事があって車を走らせておりましたら、ブルグマンシアの花を見かけましたので、信号待ちの間に、携帯しているコンパクト・デジカメで一枚。

種の名前までは分かりません。ピンクの花の咲くブルグマンシア属としておきましょう。

木で下向きの花がブルグマンシア属、草で上向きの花がダツラ属です。

ブルグマンシア

0924brugmansia1 ダツラ・メテルを育てておられる家の近くです。

こちらはブルグマンシア属です。和名でいえばキダチチョウセンアサガオですが、既述の理由で、ブルグマンシアでいきます。

Brugmansia属の candida なのか suaveolens なのかはよく分かりません。仕方ないのでブルグマンシアとしておきます。

0924brugmansia2 ダツラ・メテルが上向きに花が咲くのに対して、とてもよく似た花なのですが、ブルグマンシアは下向きに咲きます。

ダツラ・メテルが「草」なのに対して、ブルグマンシアは「木」ですね。

高いところの花なので望遠レンズで撮影しました。

0924brugmansia3 朝の青空を背景に朝日を浴びる真っ白な花。写真としては少々撮りづらかったです。

でもきれいでしょ。

0924brugmansia4 花の中を覗かせてもらいました。

ダツラ・メテルとは少し感じが違います。メシベが長いですね。

オシベはきっとこの後、開くのではないでしょうか。

花の下をうろうろしていたら、朝日を浴びる逆光のアングルがありました。

0924brugmansia5 花弁の脈が浮き上がって見えます。

花びらが透けて、とてもきれいでした。

写真左は、花が終わって、花びらが落ち、メシベが残っているという状態だと思います。

手入れの良いお家で、終わった花はどんどん切り落とされますので、実を見られるかどうかは分かりません。

ダツラ・メテル

0923daturametel ダツラ属メテルだと思います。

和名は「チョウセンアサガオ」ですが、「チョウセン」という言葉には悲しいことに差別的な響きが残ります。「朝鮮半島が原産」ということでない限り、私としては使いたくないので、ダツラ・メテルでいきたいと思います。(去年も同じことを書きました。)

 去年は六郷用水跡の遊歩道沿いで見かけたのですが、一度、切り倒され、また芽吹いたと思ったらまた切り倒されました。実がトゲトゲで危険だということなのか(痛いことを知れば対処できるはずなのに)、毒草だということなのか(有毒植物なんて身近にいくらでもあるのに)、理由はよくわかりませんが、そうなってしまったのでした。

今年、遊歩道沿いの個人宅のお庭で咲いていたので写真を撮ってきました。上の写真を撮ったのはもう午後で、きれいに咲いた花はなかったので、翌日、朝のうちにもう一回行ってきました。↓

0924daturametel1

ダツラ・メテルでは花は上向きに咲きます。

アサガオが属するヒルガオ科ではなくて、ナス科です。

0924daturametel2 花の中を覗かせてもらいました。

下に垂れているのがメシベですね。

オシベは5本のようです。

受粉して実がなるとこうなります。

0924daturametel3 これは確かに痛いです。でも、栗のイガイガといい勝負。

痛いから危険ということはありません、扱い方を習得すればいいのです。何回か痛い目にあって、扱い方を身につければ大丈夫。

◆去年の記事も合わせてお読みいただければ幸いです。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_2dbf.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_2dbf.html

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_e3c3.html
ここには、ダツラ・メテルの有毒成分「アトロピン」の話、散瞳の話(私の顔が見られます)、華岡青洲の麻酔薬の話、などを載せてあります。どうぞ。

2008年9月29日 (月)

ブチヒゲカメムシ(2)

0925butihigekamemusi1 前回出会ったのが9月23日。

今回は9月25日です。

オシロイバナに2匹のブチヒゲカメムシを見つけました。今回は初めからブチヒゲカメムシと認識していましたので、なんとかいい写真を撮りたいと頑張ってみました。

上の写真でもぼんやり見えますが、毛深いカメムシなんですね。腹部に気門がはっきり見えるのも面白い。

0925butihigekamemusi2 0925butihigekamemusi6 いかがでしょうか。脚に毛やトゲがあるのはよく見ますが、背中にポヤポヤの毛が密生しているのは、比較的珍しいのではないでしょうか。

0925butihigekamemusi3 全体をきちっととらえるには角度が悪くて、ちょっとつついて、手に降りてきてもらいました。2匹とも降りてきました、素直なことです。別に怒らせたり興奮させてはいませんから、何か匂いを発するということはありません。カメムシだって、そういつもいつも匂いを出していたのでは疲れます。虫を緊張させなければよいのです。

0925butihigekamemusi4 やっと、全体像が分かる写真が撮れました。前回白く飛んでしまったところも、きれいに撮れています。

ヒゲ、色合い、縁の模様などを見ていただければ、他のカメムシとの違いが明確になると思います。

最後に、前の方から接写。

0925butihigekamemusi5 顔です。

白の矢印で示したところに、単眼が見えます。

顔見知りになってください。

ブチヒゲカメムシ

0923butihigekamemusi ブチヒゲカメムシです。

線路の柵の中にいて、かなり遠かったのと、露出補正をちゃんとしていなかったので、白く飛んでしまっています。

いろいろなカメムシと出会うものですから、現場では実は、新しく出会ったカメムシとは気づきませんでした。

部屋に戻ってゆっくり見ていたら、これは初めて見たな、ということに気づいて、調べて名前が分かったのですが、さあ、この写真を見れば他の初めての人も同定ができるという写真にはなっていません。その時には、もう元の場所にはいませんでしたので、この回は、この写真一枚でした。

漢字で書けばおそらく「斑髭亀虫(椿象)」でしょう、触覚に斑の特徴があるということです。

色が赤っぽいというか紫っぽいというか、小豆色っぽいというか、そんな色です。

体の縁の模様が白くてこの写真では飛んでしまいました。

あとで、もう一回出会うことができましたので、詳しくご紹介します。

名前が分かりません

1:我が家のイノコズチの脇に生えてきた植物です。

0923humei1 0923humei2 左が葉の形とつき方。

右が、地味ですが、花です。

きっと、知ってる人にはなんでもない花なんだろうな、と思いつつ、掲載します。

ご存知でしたら教えてください。

10月2日 追記:ヨシカワさんが「クワクサ」だろうと教えてくださいました。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/moraceae/kuwakusa/kuwakusa.htm
ここに、解説があります。比べてみてください。

2:これは園芸品種ではないかと思うのですが。

0923humei3 0923humei4 お花の好きな家の前で写真を撮りました。

枝の先端に花がつく姿が特徴的です。

花自体は、白い縁取りのあるかわいい花です。

調べがつきませんでした。

10月1日 追記:みみこさんからコメントをいただいて判明しました。これは「デユランタ(デュランタ)」でした。

◆おかげさまで、両方とも名前が判明しました。うれしいなぁ。これからもよろしくお願いします。(10/2 かかし)

チャコウラナメクジ

0922tyakouranamekuji1 雨の合間、さすが、湿っぽい時には出会いやすいですね。

チャコウラナメクジだと思うのですが・・・。

時々、風呂場なんかで出くわす、通常のナメクジとはちょっと背中の様子が違う。体内に「貝殻」を持っていると思います。

昆虫の方が好きだ~、ナメちゃんは苦手だぁ、とぼやきつつ、長い付き合いの動物ではあります。

0922tyakouranamekuji2 よくみれば、カタツムリと同じなんですけどねぇ。カタツムリは飼育していて、稚貝が生まれた、成長している、と喜んでいるくせに、ねぇ。

差別だよ、同じ陸貝なのに、と抗議されそう。

ま、ごめんね。人それぞれ、得手不得手はあるもんさ、と言い訳しております。

コダカラソウ(子宝草)

0922kodakarasou コダカラソウの葉の縁に並んだ「芽」ですが、まだ葉についているうちに根を出しています。気の早いことです。

ハカラメ=セイロンベンケイソウの仲間ですが、芽がいっぱい出ます。

面白い植物です。生物学的には、夜間に気孔を開いて二酸化炭素を取り込みリンゴ酸という有機酸の形にして貯え、昼間は気孔を閉じて水分を失わないようにしながら光合成をおこなう「ベンケイソウ型有機酸代謝植物=CAM(Crassulacean Acid Metabolism)植物」の仲間です。

光合成と一口にいっても、いろいろ環境に適応して工夫がなされています。

カタバミ

0922katabami これは園芸種のオキザリスの仲間ではないのです。

雑草としての普通のカタバミなんです。

一緒に写っている私の左手と比べてください。

こんなに大きくなるんでしたっけ?

今まで注意を払ってこなかったということでしょうが、いや、大きくなりました。

2008年9月26日 (金)

ルコウソウ

0920rukousou ルコウソウの花の後、です。

縷紅草・留紅草です。

もう、花粉の媒介者は不要、だから花びら不要。

オシベは当然不要。

メシベの名残があって、その付け根の子房だけがくっきり存在を主張しています。

これから、実を熟させ、種を成熟させます。

これが、花の姿です。生け花では決して見ることのできない、植物の生きる美しい姿です。

オンブバッタ

0923onbubatta ぬけがらを紹介したついでと言ってはなんですが・・・。

先日見かけた、オンブバッタのペアの写真を載せておきます。

このスタイルが「オンブ」の名の由来ですね。

おんぶ‐ばった【負蝗虫】バッタの一種。雌の上に雄の乗っていることが多いので、この名がある。雄は体長約2.5センチメートル、雌は大きく、約4センチメートル。緑色と褐色のものとがある。畑や草地にすみ、夏から秋にかけて出現。東アジアに広く分布。[広辞苑第五版]

人間的にいうと、親が子を背負うことが多いわけですが、オンブバッタの場合は、メスの上にオスが乗っているところです。

ぬけがらの写真では、短い翅が写っていましたが、最後の脱皮の時に、このように完成した長い翅になります。カマキリなんかも同じですね。

カマキリを飼育していると、オンブバッタがおいしそうに見えてきます。みずみずしくって、食べでがありそうで。餌としては最適です。

私たち家族が地獄に落ちると、「カマキリの恩返し」がきっとあります。でも「オンブバッタの復讐」もきっとあります。クモの糸は垂れてくるでしょうか?クモの網にからめとられるかもしれません。やっぱり、地獄どまりですね。

オンブバッタのぬけがら

0920onbu1 足もとの草に白いものがくっついていました。見るとオンブバッタのぬけがらです。

はずそうとしたら、非常にしっかりくっついていて、これは壊してしまうかもしれないな、と思いながら、なんとか引きはがしました。部屋へ持ち帰って、風のないところで撮影。

背中が割れて脱皮したことがきれいに見てとれます。

0920onbu2 頭部の拡大です。

きれいに抜けていますね。脱皮を見るたびに、本当に不思議に思います。これほどに見事に抜けるものなのか、と。

0920onbu3 セミのぬけがらでもそうですが、内部に糸のようなものが見えます。

体内であっても、組織として表皮に属するものは、やはり脱ぐということなのでしょう。不思議だなぁ。人間でいうと、皮膚から腸の内面まで脱ぐ、ということになるのかな。すごい生き方ですね。

キタヒメヒラタアブ

0920kitahimehirataabu1 キタヒメヒラタアブ自体はすでにご紹介済みです。

薄い翅が虹色に光っています。

小さなアブがホバリングしていたらこれでしょう。ところで、背中に花粉がついていますね。どうしてかというと・・・

0920kitahimehirataabu2 頭っから花に突っ込んでいきました。

本当に、潜り込む、という感じで。

こんなに潜り込めば、花粉だらけにもなります。

小さいんですけれど、なかなかに迫力のあるシーンでしたよ。

ハンゲツオスナキグモ

0920hangetuosunakigumo1 ハンゲツオスナキグモのオスだと思います。

ふと気づくと、ネコジャラシの先端に黒いクモがいました。初めて見るクモでした。

0920hangetuosunakigumo2 結構迫力ありますね。

「日本のクモ」から引用します。

海岸付近~山地まで広く生息。岩場・崖地・石垣などのすき間、割れ目、庭園・公園の花壇や庭石の隅、ススキ原・草原の根元付近。水田の積藁のすき間、畔道の割れ目や草の間、河原・林道の石の間や石の下のすき間などに管状住居をつくり、そこから不規則網を張り出す。和名は黒色の腹部前方にある黄色の斑紋を半月に見立てて付けられた。

ということです。

0920hangetuosunakigumo3 0920hangetuosunakigumo4 脚の毛の生え方とか、触肢とか、観察してください。

ところで、「半月オスナキ蜘蛛」までは分かりますが、「オスナキ」って何でしょうねぇ?

上の引用の解説からは分かりません。

私の想像力では「雄鳴」くらいしか思い浮かびませんが・・・。

そこで、「おまえは鳴くのかい?」と聞いてみるか、ともう一回見に行ったのですが、もういませんでした。以来顔を合わせていません。

もう一歩、踏み込んだ解説がほしかったなぁ。

ツマグロヒョウモン

0919tumagurohyoumon ツマグロヒョウモンです。

(褄黒豹紋かな)

南方性の蝶ですが、秋も遅い時期に産卵して、蛹で越冬します。道端にスミレがあるので、これを狙っているのかもしれません。

パンジーにも来ますよ。結構派手派手しい幼虫なので、初めて見るとビックリして、毒でもあるのではないかと思ってしまいますが、大丈夫。光る蛹になりますから、楽しみに飼育してください。

◆ところで、こんな記事を見ました。

南方系チョウ・シダ、関西「進出」 温暖化が原因か (2008/09/23日)
 南方系のチョウやシダが関西地方で勢力を拡大していることが、大阪府立大などの調査でわかった。大阪府南部では、主に熱帯・亜熱帯にすむチョウが新たに3種類見つかった。台湾に多いシダも、30地点以上で確認された。温暖化やヒートアイランド現象で、越冬できるようになったのが原因のようだ。
 大阪府立大の石井実教授らは07~08年に、大阪府内3カ所でチョウの分布を調べ、88年の調査結果と比較した。すると、大阪府南部では、ナガサキアゲハなど南方系のチョウが8種から11種に増えていた。
 大阪城では、もともとはインドやオーストラリアにもいるツマグロヒョウモンが新たに見つかり、南方系のチョウの生息密度も高まっていた。
 また、11月と12月にも、ヤマトシジミやモンシロチョウが見つかった。88年には、確認できなかった。
 石井さんは「チョウにとって今の大阪は、以前の鹿児島市内と奄美大島の中間地点ぐらいの気候と感じるのではないか」と話している。
 岸和田市立きしわだ自然資料館の村上健太郎学芸員は04~06年に、JR大阪環状線沿線など関西の79地点で、台湾などに自生するシダの仲間、イヌケホシダの分布を調べた。この結果、大阪南部から滋賀県彦根市にかけて、34地点で自生していた。50年代までは本州で自生の記録はないという。
 村上さんは「日本では温室内で育っていたシダが、ランの鉢植えなどに入り込んで、外に出て、定着したようだ」と話している。
 気象庁によると、大阪の1月の平均気温は、50年に1.4度のペースで上昇している。

88年との比較では、「ツマグロヒョウモンの進出」ということになるのでしょうけれど、東京でだって、もうツマグロヒョウモンを見るようになってずいぶん経ちますよ。なんだか、タイミングをはずしているような気がします。東京より多分暑い大阪なんですから。もっと、きめ細かく調べなければいけませんね。

スズバチ

0919suzubati1 ハチ目(膜翅目)>スズメバチ科>ドロバチ亜科>スズバチ です。

前にも取り上げましたが、今回またじっくり撮影できましたのでお目にかけます。

真正面からのショット。別に攻撃性はないのでじっくり眺めても大丈夫。

0919suzubati2 真横からのきれいな姿もとれました。

ものすごく細い「腰」です。胸部と、左の大きな腹部をつなぐ細い部分は「腹柄」といいますが、腹部の一部です。アリにもこういう細い部分がありますね。

0919suzubati3 0919suzubati4 フウセンカズラの花をしっかりと抱え込んで蜜を吸っているのでしょう。

大きな器を抱えて、グイグイと飲んでいるような感じ。

おいしそうです。

0919suzubati5 複眼と単眼。

複眼がえぐれ込んでいますね。触覚を囲むようにというわけでもありません。

白い矢印の先に、3個の単眼のうちの真ん中の単眼があります。もう2個もその後ろに見えています。確認してください。

ずいぶんじっくり撮影させてくれました。花の蜜に夢中になっていて、害のなさそうなおじさんなんか度外視されたのでしょう。

2008年9月25日 (木)

ツマキヘリカメムシ

0917tumakiherikamemusi 花が終わったヒマワリの茎でよく見かけます。

齢の異なる幼虫が一緒に写せました。

左下の方は、大きさからして多分終齢だろうと思います。

別の日、こんな光景も見かけました。

0923tumakiherikamemusi 通常の擬人化的な見方だと、上から、お父さん、お母さん、子どもということになるのでしょうが、おそらく違います。

上2匹が先に成虫になったのでしょう。下のはまだ幼虫時代。いろいろな「成長段階」をまとめて見ているのだと思います。

また、上の大きな方がメスではないか、とも思います。栄養を持たせた卵をつくらなければなりませんから、通常はメスの方が大きいことが多いのです、昆虫の世界では。

このヒマワリももうすぐ枯れます。秋が深まってきています。

ノゲシ(ですよね)

0917nogesi 葉っぱの形からして、ノゲシですよね。

秋に咲いているのだから、アキノノゲシですよね。

と、思いつつ、なんだか自信のない私です。

((ハルノ)ノゲシ)、オニノゲシ、アキノノゲシ、トゲヂシャ・・・

悩むなあ。

漢字ではもちろん「野芥子」です。

花粉団子

0917mitubati なんだかとってもおいしそうですね。

プロポリスがなんとかかんとか・・・。

全然興味のない私ですが、ミツバチの仕事は見ている側にとっては楽しい。

胃袋に蜜を入れ、後ろ脚の毛に花粉を団子にしてくっつけ、買い物袋なんか持っていませんが、ちゃんと巣へ持ち帰れます。えらいなぁ。

あの小さなフウセンカズラの花が、今の季節虫たちにとっては御馳走のテーブルらしいのです。いろんなのが来ていますよ~。

◆新発見:フウセンカズラの熟した茶色の「ふうせん」を割ったり、緑のうちに壊して熟していない実を見たり、そういうことはしていたのに気づかなかった面白い性質。

たまたま、一緒に外に出ていた妻が、何やら変な声を出して笑い始めました。なんだぁ?と聞いたら、ポワポワだ、といって笑っています。

フウセンカズラの緑色の「ふうせん」を、そっとつまむと、なんとも愉快で意外な感触なんですねぇ。知らなかった。

気密性が高いんですね。もっとスカスカな気分でしたが、実際には、本当に「ふうせん」なんですよ。なんとなく指先に気持のよい、ポワポワなんです。

もし、身近にフウセンカズラがあったらぜひそっとつまんでみてください。絶対、笑ってしまいますよ。

イノコズチ

0917inokozuti1 こんな草が生えています。初め、花だとは思わなかったのですが、よく見たらこれは花ですね。

雑草図鑑で調べたら、何のことはないよく知っているはずの「イノコズチ」でした。ところで、ヒナタイノコズチと(ヒカゲ)イノコズチがあるのだそうでして、そうなると困ってしまう私です。

ヒナタイノコズチかなぁ、と思っています。

0917inokozuti2 0917inokozuti3 花の様子はこうです。丸い子房からメシベが1本。

オシベが5本、花弁か萼片か分かりませんが5枚あります。

何となく尖った雰囲気の花です。

イノコズチの実がいわゆる「ひっつきむし」であることはよく知っているわけですが、花を知りませんでした。庭に出入りしている猫ちゃんがくっつけてきたのでしょうか?積極的に導入した覚えはないのです。

ところで、イノコズチを広辞苑で引くと

いのこずち【牛膝】イノコヅチ:ヒユ科の多年草。各地で普通の雑草。茎は四角で、節が太い。高さ約80センチメートル。夏秋の候、緑色五弁花の花穂をつける。果実は苞ホウにとげがあり、衣服などに付着する。近縁種ヒナタイノコズチの根を乾燥したものを牛膝(ゴシツ)といい、漢方で利尿・強精・通精・通経薬とし、俗間では堕胎薬にした。フシダカ。コ
マノヒザ。<季語:秋>[広辞苑第五版]

「牛膝(ゴシツ)」って、どうして牛の膝なのか、よくわかりません。

http://www.e-yakusou.com/yakusou/024.htm によりますと
科名:ヒユ科/属名:イノコズチ属
和名:猪子槌/生薬名:牛膝(ごしつ)/学名:Achyranthes japonica
本州、四国、九州の低山や林の中などの半日陰の場所に自生
日本全土の日当たりのよい原野、路傍、庭さきに自生する

「猪子槌」がわかりました。正確には「いのこづち」なんですね。でも、再び、何で?「猪子の槌」なんだろう?あの、ひっつきむしの実の形なのでしょうか?

わかりませんでした。

わかりやすいのをもう一枚。

0917inokozuti

撮影しながらふと脇を見ると、ササグモがいます。

おなじみのササグモです。獲物を待っているのですね。花の写真を撮っているとアリ、クモ、アブ、ハチと実によく出会います。さすがにえさ場をよく知っているのですね。なんだか、いつも嬉しくなって写真を撮ってしまいます。

ホトトギス(杜鵑草)

0917hototogisu ホトトギスのつぼみです。

ほととぎす【杜鵑草】ユリ科の多年草。山地に自生。茎は高さ60~90センチメートルで、毛が密生。葉は長楕円形。秋、白色に紫色の斑点の散在する花を開く。和名は花の模様が鳥のホトトギスの腹の斑紋に似るため。同属にヤマホトトギスなど数種あり、その総称(属名)として呼ぶこともある。漢名、油点草。<季語:秋>[広辞苑第五版]

ルリタテハ来ないかなぁ。たま~に、ルリタテハの成虫を見ることはあるのですが、我が家のホトトギスに産卵してくれないかな、と心待ちにしております。

ヒトスジシマカ(一筋縞蚊)

0925hitosujisimaka1 蚊に血を吸われるのが平気だというわけではありませんが、ちょっと気になることがあって、観察しました。左手の写真の撮りやすいところにとまって吸血を始めたヒトスジシマカです。

「一筋」というのは、頭のすぐ後ろ、胸部背面に一本の白い線が入っているところからでしょう。

例によって、針を包んでいた鞘は弓型に皮膚の外側に残っています。

・気になることの1点目。

夏のヒトスジシマカより小型です。秋型の成虫ということでしょうか。もう一つ、後ろ脚もきちっと皮膚に接触させて踏ん張っています。後ろ脚をピンとはねあげたあの独特の格好ではありません。

皮膚にとまった瞬間から吸血を始めたという雰囲気です。そのため、あの独特の格好をするゆとりもないのでしょうか。焦っていますね、ひたすらに栄養がほしいのです。

気温は日に日に低くなっていきます。「生き急いでいる」という感じが迫ってきます。

0925hitosujisimaka2

・気になることの2点目

これは別に秋の蚊である必要はないのですが、痒さの話なのです。

蚊は針を刺すときに唾液を注入します。この唾液には軽い麻酔作用があって刺されている側に気づかれにくくなります。また、吸血中に血液が凝固してはたまりませんので、血液が凝固しないようにする働きもあります。

ウィキペディアによりますと

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB

唾液は本来、吸引した血とともに蚊の体内に戻される。血液を吸引し終われば、刺された箇所の痒みはさほど感じることはない。何らかの理由で吸引を中断し飛び立った場合、唾液を刺された体内に残したままであるため、痒みが残る。蚊を叩き落す際、上から潰すと唾液が体内へ流れ込むため、指で弾き飛ばすと、痒みを抑えることができる。

これなんですがね・・・

写真では大分蚊の腹部が膨らんできたことが分かりますね。これ私の血です。(とほ。)

この後、いくらなんでも叩いてやっつけました。皮膚に血の跡が残りました。そうして、その後もカメラを持ってうろついていて、ほかにも何カ所か刺されて、直ちに叩いてやっつけました。

さて、室内に引き返してきて、ムヒなど手に持って、腕を見ますと、充分に吸血されたポイントには血の跡が残っているのですが、膨らんできませんし、かゆみも感じません。

刺されてはすぐに叩き潰したところは、とてもかゆいので一生懸命ムヒを塗ってかゆみをとめました。

な~るほど。確かに、充分に吸血して唾液まで回収した後ならかゆみは残らない、というのはどうやら本当のようです。とはいえ、なかなかにそんな気分にはなれませんけれどね。敢えてやってみたら本当でした。

「指で弾き飛ばす」というのはまだやってみていません。うまくいくかなぁ?

手のひらを平らにしないで、くぼませて、ポンと叩いて空気の圧力で気絶させると血の跡が残らない、というのは、やったことがあります。白い服に血の跡をつけたくないときには試みてください。

2008年9月24日 (水)

アカトンボ

0917akatonbo1 アカトンボの行動力はまだ旺盛のようです。

被写体としてじっとおさまってはくれません。

飛んでいるところを撮ってみました。ぶれてますが、かろうじて体の部分が見分けられます。

なんだか、アカトンボにからかわれているような按配なんですよ。撮ってみろという感じで、遠くでホバリングしていたと思うと、急に接近してきて頭の真上に来たり、羽音が聞こえるくらいのところまで来てみたり・・・。そんなときに、振り向きざまに、シャッターボタンを押してみました。ファインダーも覗いていません。この方向!とレンズを向けただけ。

結果は・・・

0917akatonbo2 全く様にならない写真が撮れました。

ピントは奥の木に合っていて、屋根のてっぺんの瓦が斜めに写っていて、で、肝心のアカトンボはブレ・ボケきっています。

まあ、頭の上を飛んでいった証拠ではありますが・・・。

わらって眺めてください。

ネコハエトリ

0916nekohaetori1 どうもハエトリグモに好かれてしまったみたいです。(私も愛嬌のあるハエトリグモは好きですけど・・・。)

カメラをさげて、何かおもしろいものはないかな、とぶらぶらしていたら、左手がムズムズします。この季節「蚊」がやたらと必死になって吸血に来ますので蚊かな、と思ったら違うんですね。ネコハエトリ。

右手一本でカメラを構えて撮りました。「おじちゃ~ん」とすり寄られたようでした。降りなよな、と吹いたら今度は手のひらに。

0916nekohaetori2 お釈迦様の手のひらの上のやんちゃな孫悟空、という感じがしませんか?

別にオシッコひっかけられたわけではありませんが、やがて飛びおりて去ってゆきました。

ネコハエトリが遊びに来てくれたという感じですね。

◆蚊の話をしました。

「五月蝿」とかいて「うるさい」と読ませるわけですが、この季節のかのしつこさはたまりません。必死になって産卵に必要な栄養を摂るために吸血しにやってきます。

そこで、私的提案!「九月蚊」とかいて「うるさい」とか「しつこい」と読むことにしませんか?!

{「かゆい」でもいいですが・・・。}

イチモンジセセリ

0916itimonjiseseri1 また登場。

フウセンカズラの花で吸蜜するイチモンジセセリ。

この顔つきが好きだなぁ。

別の場所では、こんなのも見かけました。

0916itimonjiseseri2 しきりと口吻を伸ばしたり縮めたりしながら、しごいて、手入れをしているのです。

ここでは伸ばした瞬間が写っています。

0916itimonjiseseri3 こちらでは、ゼンマイ状に巻きあがった瞬間が撮れました。

大事な口は、やはりちゃんと手入れするんですね。

こんなシーンを見たのは初めてです。

ヒメジャノメ

0916himejanome ヒメジャノメです。

直線的な模様や、目玉模様から見て、ヒメジャノメでしょう。コジャノメというのもいるのですが、ちょっと違います。

タテハチョウ科>ジャノメチョウ亜科>ヒメジャノメ です。

この写真を撮った直後、舞い上がって高いところにとまりました。

0916himejanome2 少しピントが甘くなってしまいましたが、太陽光を背側から受けて、翅脈が透けて浮き上がりました。

きれいですね。

きりっとした、直線的な飛び方をする蝶です。

ヤブラン

0915yaburan1 この季節、あちこちで見かけますが、この日は雨の合間で、濡れていました。

なかなかに風情があるな、ということで撮ってみました。

0915yaburan2 0915yaburan3 ヤブ「ラン」とはいうものの、ユリ科です。

そうなのかぁ、という気分ですね。

ランには見えないけど、ユリにも見えないなぁ。

やぶ‐らん【藪蘭】ユリ科の多年草。林下に自生。シュンランに似た線形の葉を根際から叢生し、夏、花茎を出して淡紫色の小花を多数穂状に開く。液果は碧黒色。ジャノヒゲと同様、根を漢方で強壮薬とする。観賞用。[広辞苑第五版]

ヒガンバナ(4)

0923higanbana1 9月23日。秋分の日=彼岸の中日。

ちょっと気取った撮り方をしてみました。

まるで、彼岸花畑みたいでしょ。前後のボケ味を出せるのが一眼レフの強みでしょうか。レンズは常用のマクロレンズです。

ところで、普通に見かけるヒガンバナは結実しません。

0923higanbana2 そのことが気になって、メシベ、オシベを撮ってみました。

葯がついているのがオシベですね。

メシベは、というと左の方に写っている先の細くなったものがそうです。

0923higanbana3 オシベには花粉があります。

マクロレンズを近付けたときに接触して鏡筒に粉がつきましたが、あれが多分花粉です。

0923higanbana4 メシベにピントを合わせるのには苦労しました。

シルエットのようになりました。

先端に少し毛のようなものが出ているようです。花粉を受け取る装置としてはちょっと頼りない気もしますが、一応、花粉をくっつけるようにはなっています。

ではどうして、受粉して結実しないのでしょう?

通常の動物も植物も、遺伝子セットを2組持っています。(2倍体といいます)。減数分裂という仕組みで、生殖細胞には1セットしか持たせません。それが受精すると、2セットになって元通りになるわけです。

ところが、ヒガンバナでは、遺伝子を3セット持っているのですね。3倍体だということです。そうすると、減数分裂がうまくできないのです。そのため、生殖細胞をつくっても受粉によって、もとの3セットにならないのです。たまたま、減数分裂に成功した花粉と卵が出会えば種ができることは稀にはあるようです。でも、まれ、です。ですから、通常、ヒガンバナには実がならないのですね。

コヒガンバナという2倍体のヒガンバナがあるそうでして、これは結実して種ができるそうです。

そんな話に関心がおありでしたら下のホームページをお読みください。種からヒガンバナを育てる話が載っています。

http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/sizen/higanb_tane.html

http://www48.tok2.com/home/mizubasyou/120higanbana.htm

ヒガンバナ(3)

0922higanbana1 9月22日の撮影です。

真上から撮ってみました。

なるべき対称的に。

雨上がりなので滴がいっぱいついています。

0920sasagumonanahosi こんな写真も撮れたんですよ。(9月20日)

手前がササグモ、奥が(多分)ナナホシテントウの幼虫。

ササグモは小昆虫なら大体何でも餌になるでしょう。(アリなんかは分かりません。蟻酸のせいで、嫌われることも多いようです。)

ナナホシテントウの幼虫は肉食性とはいっても、アブラムシを食べます。

花が咲くと、そこは「餌場」になるのですね。花だけを鑑賞していると、つい忘れがちになることです。

2008年9月22日 (月)

セイヨウミツバチ

0915mitubati1 これセイヨウミツバチだと思うのですが。

フウセンカズラの花にやってきました。

養蜂家のミツバチとも思えませんが。どこかで野生化して営巣しているのでしょうか。

0915mitubati2 「やれ打つな蝿が手をする足をする」というのは小林一茶の有名な句ですが、ハエはとまってこの動作をします。

なんと、ミツバチはホバリングしながら手をすっておりました。器用ですねぇ。

ハエの場合、前脚に「味覚器官」があるので、それをきれいにしているのだ、という話も聞きますが、ミツバチの場合はどうなのでしょう?手についた花粉を払っているとかいうのかなぁ。

0916mitubati 翌日、同じ場所で、今度は見事な花粉団子をつけたミツバチを見かけました。

後脚についている黄色い丸いものが花粉団子です。これも巣に持ち帰って食料にします。

ミツバチはホバリングしながら同じ場所にいてくれるので空中での写真が撮れました。

口も蜜を吸うようにちょっと伸びていますね。吸いこんで、胃にためて巣に持ち帰り、また吐き出すわけです。

花の蜜は「ショ糖(=砂糖)」の薄い溶液です。ショ糖はブドウ糖と果糖が結びついた「二糖類」です。これをハチの唾液中の酵素が分解して、成分のブドウ糖と果糖に分解したものが蜂蜜の主成分になります。ジュースなどの表示でおなじみの「ブドウ糖果糖液糖」というのと基本的に同じです。

蜂蜜中には鉄分もあるので、紅茶にいれると、紅茶の色素が鉄分と結合して紅茶が黒っぽくなります。これはそのハチ蜜が天然だということの一つの証拠と考えていいでしょう。決して、粗悪なハチ蜜だとかいうことではないので安心してください。

◆別件:噛んで「唾液を混ぜる」ということで思い出すのが、「酒をかむ」という言葉ですね。炊いた米を実際に人が口で噛んで唾液と混ぜ、澱粉を糖化してアルコール発酵をさせたことの名残です。

 今はあまりこうは言わず、「かもす(醸す)」といいますが、由来はこうだったと思います。

カタツムリ

0915katatumuri 何年も見かけなかったので、勝手にこの付近では絶滅状態だと思っていたカタツムリですが、今年、4匹目のカタツムリです。

妻が2匹みつけてきて、繁殖に成功し、今飼育ケースの中で成長中です。

そうしたら、私の目にも「見えはじめ」ました。これが、私が見つけた2匹目。

まだ小さなカタツムリです。花の終わったヒマワリの茎にくっついていました。そっとはずして、手のひらにのせて帰ってきたのですが、どうも乗せ具合が悪かったらしく、うまく「寝返り」が打てないんですね。一生懸命体を起こそうとしているのですがなかなかうまくいかない。頑張ってごらん、と眺めていたら、なんとか起きなおりました。手のひらがくすぐったかったです。

これも飼育下に入りました。少し、我が家周辺のカタツムリ環境を変えたいな、と思っています。

増えてね。

ヒメムカシヨモギ(と・・・)

0915himemukasiyomogi1 ヒメムカシヨモギですよね。

どうも花の名前を決めるのは苦手です。

花は白いしな、オオアレチノギクじゃないよな、と揺れました。

0915himemukasiyomogi2 ネコハグモが不規則な網を張っていましたので、花とクモの撮り合わせをワンショット、と思って撮影したのがこれです。

ここまでは私の意図。

写真中に「→」が入っていますね、ここにどうやらアブラムシがいるようです。

これは全くの偶然。

自分の意図していることしか見えないものなんですね。

写真を撮っているとつくづくそう思います。偶然のおかげでいろいろと面白いショットも生まれてきますから、写真は楽しい。

ハナトラノオ

0915hanatoranoo1 0915hanatoranoo2 御近所です。

線路際なので、コンクリートの柵が一緒に写りこんでいます。

ハナトラノオとはいうものの、「虎の尾」にしてはちょっと迫力がないかな。花の穂が長くて尻尾みたいだ、ということでしょうね。

ピンクのきれいな花ですが、近寄って眺めていると、口を開いて飛びかかられそう。独特な姿の花ですね。

シソ科の植物だそうです。

アダンソンハエトリのオス

0914adansonhaetorim アダンソンハエトリのメスは以前にご紹介しましたが、オスを見たのは初めてのような気がするのでコンパクトデジカメの少し甘い写真ですが、お目にかけます。

「日本のクモ」から引用。

・・・オスは頭胸部後方と腹部前方に白色斑があり、特に腹部後方の2対の白点と触肢の白色毛がよく目立つ。・・・

まったく、よく目立ちました。ここはガレージの床なのですが、これが走ってきたら、すぐに気づきました。ハエトリグモの触肢をちょこちょこと動かす動作はかわいいものですが、このアダンソンハエトリのオスの触肢は白くて目立って、実にかわいらしい動作になります。

ヤマトシジミ

0913yamatosijimi フウセンカズラの花の上から口吻を伸ばして吸蜜しています。

フウセンカズラの花の具合といい、背景のボケ具合といい、なかなかいいショットになったと、自画自賛。

ヤマトシジミは何度も登場していますが、また載せました。

ぐんぐん気温が下がっているので、昆虫たちは「生き急いでいる」ようです。

駆け足の季節になりました。

ガガンボの仲間

0913gaganbo 庭にいたら、ジーンズに飛びついてきたガガンボです。

正確に何というガガンボなのか、同定できませんでした。

ジーンズの織り目と比較していただければおよその大きさの見当がつくでしょう。どういうわけか、ガガンボにすがりつかれてしまって、逃げないのです。撮影後は草むらへ吹き飛ばしました。(これが、9月13日)

0915gaganbo 9月15日、ほぼ同じ場所でまた見かけました。おそらく同一個体でしょう。

よく見ると右の翅を失ってしまったようです。

自然の中で生きるということは、なんと厳しいことでしょう。

キイロガガンボかなぁとも思うのですが、なんだか胸部背面の模様が違うような気がして、自信が持てないので、「ガガンボの仲間」で止めておきます。

我が家の庭も、命の流転の激しい庭です。大田区の片隅としては「生命濃度」は濃いといえるでしょう。

ショウリョウバッタ

0912syouryoubatta1 大田区の白山神社で見かけたショウリョウバッタです。

緑一色とか褐色とかのタイプはよく見かけますが、これは縦じま模様のダンディなバッタ。笹の葉にとまっているのですが、まぎれていますね。

0912syouryoubatta2 横からのショットを試みたら、なんと、アリが登場。

まるで、ショウリョウバッタに襲われたアリ、みたいになっています。

もちろん、ショウリョウバッタがアリを襲うことはありません。

0912syouryoubatta3 これがラストショットです。この直後飛んで行ってしまいました。

「→」を描きこんだところが単眼でしょう。

複眼にも縞模様があるのは前回家で撮影したものと同じです。

ところで、ショウリョウバッタはご存じとは思いますが「精霊蝗虫」です。

2008年9月20日 (土)

ヒガンバナ(2)

0920higanbana1 台風13号は夜のうちに通り過ぎていきました。

台風の最中では写真は撮れないな、と思っていましたが、写真日和になってくれたので行ってみたら、彼岸の入りに彼岸花一輪、咲きました。

鮮やかな花です。

0920higanbana2 次は私よ、といっている蕾。

もう本当に開きかけ。

普段、土曜日はブログ休日にしていますが、この話題は今書かないと、まるっきり時季外れ、十日の菊どころではなくなってしまいますので、アップします。

「彼岸」というのは「あっちの岸」ですからね、本当は「此岸=こっちの岸」へ魂が帰ってくるわけはないのですが。こっちの岸で、ああでもないこうでもない、とやっているのが六道輪廻。その輪廻を抜けて向こう岸へ渡ったら、もう穏やかに安らいで、二度とこんなめんどくさい世界へはやってこないですむよ、というのがお釈迦さまの教えだったんじゃないかなぁ。

死んで向こう岸へ渡って、一切の現象の世界から消えてしまう、こんなすっきりしたお話はないはずなのですが・・・。わざわざ、ご先祖様を呼び寄せたりしない方がいいと思うなぁ。安らいでいてください、いずれは私たちもなんとかそっちの岸へたどり着きたいと思っています、と、それでいいと思っています。

[日々是修行]完全な消滅こそが安息:佐々木閑(2008/8/28付朝日新聞夕刊から)
 釈迦は2500年前に死んだ時、自分はどこにも生まれ変わらないことを確信しながら、安らかに逝った。寿命のある限りを静謐に過ごし、死んで完全に消滅することが、釈迦の一番の望みだったのだ。彼が最高の目的とした、その「完全な消滅」を涅槃という。仏教とは「正しく涅槃に向かうための道」なのだ。
 「死んで完全に消滅することを、なによりの安楽だと考えよ」と釈迦は言うのだが、普通、そう簡単には割り切れない。愛する人を失って、心が悲しみで引き裂かれている時を想像してみればわかる。なんとしても故人の存在をつなぎ留めたいと願うのは人の情。「どこかに生まれ変わって、今も生きているに違いない」と考えれば、つらい喪失感にもなんとか耐えられる。「死んでもまた生まれ変わる」という思いは、多くの人間社会に共通する「救い」なのだ。
 その救いにすべてを委ね、本心から「生まれ変わり」を信じることができるなら、素晴らしいことだ。生まれ変わったあとは、慈悲の御手の中、永遠に安楽世界で暮らしていけると、心底信じることができれば人生の苦悩は解決する。
 しかし現代社会で、合理精神を保ちながらそこまで徹底するのは至難の業だ。結局は、「愛する故人にはどこかで生き続けていて欲しいが、本当のところは、やはり死んだらそれっきりで終わってしまうのではないか」という漠然とした感じを持ちながら日を送ることになる。
 そんな時、釈迦の教えが生きてくる。「死んだらなにも残らない」と考えて恐怖する人に、「それでいい。それが最高の安息だ」と言って道を開いてくれた釈迦の言葉には、現実に根ざした信頼感がある。我々は死んだら、ひょっとすれば、絶対者がいて救ってくれるかもしれないし、どこかに生まれ変わるかもしれない。しかしそうでなくても、たとえなに一つ残さずに消え去ったとしても、死者は平安だ。それが、釈迦が我々に確信を持って保証してくれた「死の真実」なのである。(花園大学教授)

ヒガンバナ(1)

0919higanbana1 今日9月20日は彼岸の入り。

写真は19日の写真です。

律儀なもので、彼岸の入りを前にしてちゃんと彼岸花が立ち上がってきました。

0919higanbana2 真上から見るとこんな具合。

よく見ると先客がいました。

0919higanbana3kumo ササグモでしょうか。

よくは分かりませんが、もう花にくる昆虫を待ち構えているのでしょうか。

私が地獄へ落ちたらきっとこのクモが助けに来てくれる・・・かなぁ。

0919higanbana4

彼岸花畑というほどのことはないのですが、いっぱい咲いてくれると思います。

2008年9月19日 (金)

カタバミ(なんですが)

0912katabami カタバミです。○○カタバミというような、「○○」がつくかもしれませんが、分かりません。

ただ、よく写真を見てください。

こうだったっけ?と思いません?

葉の中央に線がある。こうだったっけ?

わかりません。どうしたのかなぁ。

ん?

0911tubomi これは分かりますよね。

アサガオのつぼみです。

もう咲くよ、といっています。

開いた花にも劣らず、チャーミングな姿です。

花粉(2)

0911rukousou 今度はなんでしょう?

これはルコウソウのオシベ・メシベです。

この花粉もまん丸くて大きいですねぇ。

オシベの葯が何だかキャンディーみたいな感じがします。

雨上がりの朝、再度撮影してみました。

0916rukousou 雨で花粉が流されてしまったのでしょう。

花粉なしで写りました。

こんな形をしていました。

きれいな葯ですね。ほんとに飴みたいです。

0915rukousou0 そういえば、ルコウソウの花をこうやって撮影したときに、真っ赤な花弁にポツポツと白いものがついていたのは、花粉だったんですね。

今時になって気付きました。

大きな花粉を以前から見てはいたのだけれど、花粉と認識していなかったわけです。

初めてのものを見る、ということは、認識の枠組みなしで見るので、見えているのに見えないことがあるのです。自然科学の研究というのは、いつも「初めてのもの」を探求するのですから、見えないものを見て、認識の枠組みを変えていくことなのです。

「今、世界中で自分たった一人しかこのことを知らない」という瞬間を味わうことのできた科学者は幸せです。

花粉(1)

0911osiroibana とにかく、最大化したうえで、このサムネイルをクリックしてください。

なんだと思います?

これ、赤いオシロイバナの花の中。

何度も見ているつもりなのですが、オシロイバナの花粉ってこんなに大きなものでしたっけ?

初めて最大倍率600倍くらいの顕微鏡を買ってもらって、興奮しながら検鏡したのが花粉や鱗粉などでした。

今、マクロレンズで直接こんな写真が撮れるなんて、すごいですね。それにしても大きな花粉です。

◆ところで、私のこのブログを読んでくださっている方は、私が花を見るときは、花のオシベ・メシベの形態・花ごとの工夫などをクローズアップしていることをご存じだと思います。また、花の中をアップにして画面全体を花の内部にしてしまうこともよくやっています。

そんな私にとって「アレッ」という表現に出会いました。

朝日新聞 2008/09/17 付の夕刊、ジョージア・オキーフの絵についての記事です。朝顔を大きく拡大して花の中まで描く画風についての話がありました。

花の器官をも際立たせるこの試みは、官能的な印象を強めることになった。

え?メシベやオシベを意識すると「官能的」なのかな?

花を見るというのは、色や形を遠くから見て「きれいっ」といっていればそれでいいことなのかな?

花はもともと植物の生殖器官なんだし、植物が生きることの一番大事な部分なんだし、植物たちがどのように生き、どのように増えようとしているのか、ちゃんと見てあげるのが「花を見る」ということなんじゃないだろうか?

それって、官能的?

私が切り花や生け花を嫌うのはそのせいなんです。花を色や香りのついた「材料」としてしか見ていない、花の生きる姿を愛でていない、というのが不満なんです。

意識しませんでしたが、私の花の見方って「いやらしい」のかもしれませんね。でも、私はこれからもそのように「観つづけ」ます。

花粉は「雄性配偶体」であり、胚のうは「雌性配偶体」です。植物は有性生殖をする生物です。その減数分裂システムは、動物とほぼ同じです。つまり植物と動物が進化の過程で分岐する以前に、減数分裂システムを開発していたということでしょう。そのシステムを持って、有性生殖をおこなう生物として、植物と動物は分岐しました。その意味で、植物と動物は「兄弟」なのです。

クルミの新芽

0911kurumi 今年の夏は、トサカフトメイガの幼虫にかなりの食害を受けたクルミの木が、秋の兆しの中、新芽を出しています。

これからの2か月くらいの間に、少しでも養分を蓄えようということなのでしょうか。

神経系などない植物ですが、体内の何かの物質のバランス、増加・欠乏などを信号にして、生活を組み立てているのでしょう。生きるということのすごさを感じさせる芽の輝きです。

カマキリ

0911kamakiri カマキリほど「眼が合った」という感じを抱かせる昆虫はいないでしょう。

いや、「感じ」ではなく、実際に眼が合うのです。カマキリの関心がこちらに向けられている、ということをひしひしと感じとれます。

小学生の頃に、金網を張った「正式の」飼育箱を買ってもらい、いろいろな昆虫をその中で飼育しました。

カマキリがその中で産卵し、やがて年を越して孵化し、小さなカマキリたちを見た時の感動は忘れられません。

やがて、結婚し、二人で散歩中に見つけたアゲハの幼虫をその飼育箱に入れたところ、金網を必死につかんで歩く幼虫の姿のあまりの可愛さに、妻はアゲハファンになり、以来、30年以上、二人でアゲハたちの飼育を続けてきました。

子らが昆虫に親しんだのもその飼育箱で始まりました。カマキリの継代飼育中は他にも飼育ケースをいっぱいおいて、飼育・交尾などを管理したものでした。家族旅行でもカマキリの飼育ケースだけは車のトランクに積んで出かけ、旅館に着くや、餌の昆虫採りに走ったものです。移動昆虫館のようでした。

◆「昆虫楽園」澤口たまみ 著、山と渓谷社 刊、2008年4月5日  

 という本から、引用します。本当はこんなに長い引用をしてはいけない気もしますが、どうかご容赦いただきたいと願っています。

<引用 始>

 ・・・
 私は、十五年ほど前の十二月に、タイムトリップしていた。その年の初雪が舞った晩、私は一匹の雌カマキリに出会ったのだ。
 彼女は、私の家の玄関先に倒れていた。
 ・・・
 雪に埋もれてしまっては、さすがにこと切れているだろう。
 死んでいるものと思いつつ、はあっと息を吹きかけ、両の手のひらで包み込むようにして、温めてみる。
 と、その時である。
 彼女は私の温もりに反応して、かすかにカマを動かしたのだった。
 「まさか、まだ生きていたの?」
 私は、もしかしたら生き返るかもしれないと思い、なおも温め続けた。
 ・・・
 残念ながら、彼女は二度と動かなかった。
 ・・・
 私はそのカマキリの亡骸を、ひと晩だけ家の中に置いて、翌朝、家の傍らの草むらに葬ることにした。
 もしも彼女が、暖を求めて玄関先まで辿り着いたのだとしたら、せめて一夜だけでも暖かなところで眠りたいだろうと考えたのだった。
 そして翌朝、カマキリの死体を携えて草むらに行った私は、予想もしていなかった光景に、思わず言葉を失った。
 草むらから二、三本、すうっと伸びたヨモギの枯れ茎に、カマキリの卵のうが産みつけられ、うっすらと雪を被って朝日に輝いていた。
 ・・・
 彼女が、最期の力を振り絞って生み足したことは事実である。数個あるうち、ひとつはとても小さくて、他の卵のうの半分もない。
 私は改めて、手の中の雌カマキリを見た。
 寒さのなかで生き永らえていたばかりか、その最期の日まで卵を残していったとは・・・・・・。
 「あなたは凄いのねえ!」
 素直に頭が下がった。
 ・・・
 母としての使命を見事なまでに果たし、凛として死んでいった雌カマキリの姿は、そんな私の胸に、この上ない鮮やかさで刻まれたのだった。
 ・・・
 ・・・
 「いい一生でした。精いっぱい生きました」
 「わたしには、千の兄弟姉妹がいたのです」
 「千の兄弟姉妹のうち、九百九十七匹は幼くして死に、生き残った三匹のうちの二匹は雄で、交尾を済ませると早々に死んでゆきました。
 最後に残った一匹が、何を隠そうこのわたし・・・・・・」
 おそらくは彼女もまた、千の卵を産んだのだろう。
 「ええ、ええ。産みましたとも。それが生き残ったものの務めですから」
 春には千の卵から、千の子たちが生まれてくる。そうして秋には、再び数匹が生き残って、千の卵を産んでゆく。それがカマキリのライフ・サイクルだ。
 ・・・
 ・・・
 私の脳裏に、カマキリが獲物を捕らえる時のしなやかな身のこなしが、まざまざと蘇ってきた。幼いころの私は、その様子を惚れ惚れとしながら見つめていた。カマキリという虫に、なぜだか無性に心惹かれていた。 

・・・

<引用 終>

2008年9月18日 (木)

顔見知りのカマキリ

0911kamakiri                     

前の記事でひなたぼっこをしていたカマキリが、昼に出会ったら食事をしていました。

食欲が満たせてよかったね。

0912kamakiri1_2 翌日。

あれ何だ?とみると、線路の柵の横棒から覗いているのは、カマキリさんのお尻。

「どんなに上手に隠れても、かわいいあんよがみえてるよ♪」のメロディーで

お尻が見えてるよ、と歌ってあげてください。

0912kamakiri2 柵の向こう側へ乗り出して写真を撮ると、こうです。

なるほどね。

ここ2、3日はこの場所でみかけません。

雨だし、どこか深いところに移動しているのでしょう。

またね!

ひなたぼっこ(第2弾)

0911hinatabokko1 0911hinatabokko2 0911hinatabokko3 みんな朝のお日さまを背中から受けていますね。受光面積を大きくしようとしているわけです。

受光面積ということでいうと、真夏の盛りにトンボが「逆立ち」していることがあります。腹部の先端を太陽の方向へ向けるのです。そうすると、体は細いですから受光面積が減って、体温上昇をすこしでも少なくできるのです。

秋は逆、受光面積を大きくしようとしているのですね。

東京の最高気温の平年値は、8/15~8/31の半月で30.9℃→30.0℃へと、0.9℃しか下がりませんが、9/1~9/15の半月で29.9℃→26.9℃へと3.0℃も下がりました。

最低気温の方は9/1に23.3℃だったものが、明日9/19には19.9℃と、20℃を切ります。

現実の今年の9月の東京は今、台風13号や秋雨前線の活動でしばらく荒れそうですが、着実に、足早に気温は下がり続けています。

まだ30℃を超えて暑い日が何回かは来ると思いますが、今はもう秋♪が厳然と進行しています。

ヤサガタアシナガグモ

0911asinagagumo1 0911asinagagumo2 池の水面近くに水平な円網を張っているクモです。

一目見て、アシナガグモだ、と思いました。網に下側からついているので腹面しか見えず、腹部背面の模様が見えません。

写真を見ていたら、頭部に何か不思議なふくらみがついています。

触肢の先端が膨らんでいるのかな、それならオスということかな、と初めは思ったのです。でも、見るほどに不思議なものですね。

「日本のクモ」の写真を見ると、こういうものを持っているのがいて、アシナガグモとは別種で「ヤサガタアシナガグモ」というものであるらしいのです。「日本のクモ」にはこの太い棒状のものについての記載はありませんでした。

もっとクリアな写真を撮りたいと思って、何日か粘ってこんな写真を得ました。

0917yasagataasinagagumo1 いかがでしょう。

触肢は別に細いのがあるようです。とすると、これは「鋏角」というやつかな?

同じ写真の頭部付近を、縮小なしで切り出してみました。

0917yasagataasinagagumo2 カマキリのカマみたいなものですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%B0%E3%83%A2
によりますと

鋏角は、第1節はこん棒状で横に張り、第2節は鎌の先となってとがっている。第1節には第2節と咬み合うように歯が並ぶ・・・

こんな記述がありました。これでしょうね。

前方に伸ばした脚の関節なども見てください。面白い構造をしていますね。

ところで、ところで。

やさ‐がた【優形】①姿のやさしそうなこと。品よく痩せていること。「―のいい男」②気だてや振舞いなどのやさしいこと。[広辞苑第五版]

このクモのいったいどこが「優形」なんだろう?アシナガグモと比べると、腹部がほっそりしている感じはあります。それが「優形」なんでしょうかね。

ラッキー・デー

0910tamakotyan このサムネイルはクリックしても大きくなりません、むしろ小さくなります。

というのは、著作権の侵害をしたくないからで、ここから正確な画像が再現できないよう縮めてしまいました。

さて、これは「玉子屋」さんというお弁当屋さんのキャラクターで正式には「ピヨちゃん」というのですが、私はいつも「たぁまこちゃ~ん」と呼んでおります。(ルパン3世が「ふぅじこちゃ~ん」という時の感じで・・・。)かわいいでしょ。お気に入りなんです。

もう、10年にもなりますか、教師現役時代から車の運転をしているときに自宅から半径10kmくらいの範囲で、時々配送車に出会うんですね。するとこのマークがついているので、「たぁまこちゃんだぁ、今日はラッキー・デーだあ」と叫ぶことを習慣にしております。

今回は、私の車の直後に配送車が入り、信号待ちになったのでバックミラーで写真を一枚パチリ。

◆たまこちゃんと出会った日はラッキーです。

いいことがあれば、ラッキーです。

何にもなければ、それはとてもラッキーなことです。一日無事に終われるというのがラッキーでなくてなんでしょうか。

辛いことや悲しいことがあるのは、ラッキーなことです。もし、死んでしまったら、辛さも悲しさも味わうことはできません。生きていればこそ、辛くもあり悲しくもあるのです。生きているなんて、超ラッキーですね。

そもそもこの世に生まれてきたこと自体がラッキーなんです。我が身に生きる力があるのなら、生き続けましょう。もし、生きる力に限りが出たら、それもまたよし、それが私の命です。

「生きることに執着することは苦である」、とお釈迦様はおっしゃいました。

実は「死に執着することも苦」なのです。

執着を離れてわが身の生きる力に任せて生きましょう。楽ですよ。

実はこれ、虫さんたちをみていて得た「悟り」なんですね。虫さんたちは「一切の執着」から離れて自由に生きられる限りを生き抜きます。

見習いたいと思いますが、そこまで悟りを徹底できるかどうか?わかりません。そんな悟りにも執着しないことですね。

◆「ピヨちゃん」の画像をご覧になりたい方は「玉子屋」で検索してください。いろんな表情が見られますヨ。(私は玉子屋さんとは一切関係はありません。たぁまこちゃ~んが好きなだけです。)

カマキリの食事

0910ookamakiri1 ふと覗くと、カマキリが何かしている様子。

その動作をやめて、何か用か?といつものように訊かれてしまいましたので、どうぞそのまま、といったん通り過ぎました。

ちょっと間をおいて静かに動きを察知されないように近づいて行ったら

0910ookamakiri2 食事中だったのでした。

フウセンカズラの花にやってきたミツバチでも食べているのでしょう。

飼育下でカマキリの食事はいくらでも見たことがあるのですが、自然環境下での食事を見るのは珍しいことです。

0910ookamakiri3 0910ookamakiri4 苦手な方はサムネイルをクリックしない方がいいかもしれません。

でも、これが「残虐な行為」だとだけは思わないでください。

残虐さということについていえば、ヒトのほうがはるかに残虐だと思います。

こうやって生きる。堂々と、必要な命だけをもらって自分の命にして生きる。カマキリを飼育していると、餌をやりすぎることがあるんですよ。そういうときに無自覚な餌(オンブバッタなど)がカマキリの前へ行ったり、体に触れてしまうことがあるのです。そういうとき、カマキリは空腹になるまではカマで餌を振り払ってどかせて、食べようとはしません。無駄な殺生はしません。

また、肉食性の昆虫はきれい好きです。(猫と同じ)。食事の後はカマを掃除し、触覚を掃除し、複眼の汚れをふき取り、きれいにします。カブトムシを飼育すると当分たっぷりの果実にまみれて、体がカビそうになったり、ダニにつかれたりして、べとべとで生きています。

カマキリは実に身ぎれいな昆虫です。

よく、メスがオスを食べてしまう、といいますが、6年間も飼育して、交尾を見続けてきて、オスがメスに食べられてしまったことはありません。交尾終了直後にオスはメスから、パッと飛びおりてしまうのです。屋外でしたら、それでもう1メートルやそこらは離れてしまうことでしょう。飼育下ではケースのサイズしか離れられませんからすぐに介入してオスを外へ出してしまえばいいのです。そうそう食べられてしまってはたまりません。9月も終わりころ、10月に入ろうかというころ、寒くなって動きが鈍くなるとオスが食べられてしまうことはあるかもしれませんけれどね。

観察例が少なくて自信はないのですが、オスがメスの摂食行動を抑制できるのではないか、という気もしています。

通常はオスはメスの背後から近づいて行って飛び乗って交尾姿勢に入るのですが、オスがメスの真正面から近づいても捕えられずに飛び乗れるようなのです。

私が見た限りでは、オスとメスが正面から向き合って、睨みあいに入ったとき、オスが羽の下で腹部を左右に大きく振るのです。それを見たメスはじっとしたままになり、オスが正面から跳び乗ることを許容するように見えました。

専門家にうかがって確かめたいものです。

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◆教師現役中、定期テストの監督に行ったら、国語のテストで「山月記」が出題されていました。監督しながら文章を読んでいて、山月記を素直に読むことのできない自分に気づきました。

虎が兎を食う、口が血まみれになっていた、けだものになった自分を恥じる、人間の心が失われていく・・・。

私にとって、虎こそが高貴なる精神の持ち主であって、名誉・名声に執着する人間こそみすぼらしい下劣な存在に感じられたのです。

虎が兎を食う、一点の恥もない行為です。尊厳ある生き方です。高貴な生き方です。

人間社会の名誉など、生きることの意味たりえないですね。

カマキリの足元にも及ばない愚劣な人間が多すぎませんか?(言い過ぎかな?)

人間社会が高貴な精神で満たされるのはいつの日か?その日まで果たしてヒトという生物は絶滅せずに生きながらえられるか?

どうも、昆虫好きになりすぎると、人間に対して虚無的になってしまうんですよ。

父「すべてのひととひとの間から、力関係が消滅し、穏やかになぎわたる日、それが私の願いなんだよ」

娘「父さんそれは無理だ」

父「どうして?」

娘「だって私らサルだもん」

2008年9月17日 (水)

ミズヒキ

0910mizuhiki1 ミズヒキを一枝切ってきて一輪挿しに挿したところです。

何かといいますと

ミズヒキの花といえば普通こうですよねぇ

0910mizuhiki2 上からみると赤くて、下から見ると白いのですね。

先端から何か出ている独特の姿、これがミズヒキの花だと思っていました。

みず‐ひき【水引】①麻などを水に浸して皮を剥ぐこと。転じて、麻糸。後撰和歌集旅「―の白糸はへて織る機ハタは」
②仏前・神輿ミコシなどに張り渡す金襴キンランなどの幕。
③進物用の包紙などを結ぶのに用いる紙糸。細い紙縒コヨリに水糊を引いて乾し固めたもの。多くは数条を合せて、中央から染分けにしたもので、普通、祝事・進物用には紅白・金銀・金赤などを用い、凶事には白・藍白・黒白などを用いる。
④タデ科の多年草。山野の陰地に自生し、茎は高さ約60センチメートル。通常、葉の表面に暗紅色の斑がある。夏秋の頃、赤色の小花をまばらに穂状につけ、それを③に見たてた。白い花のものを「銀水引」、紅白まじりのものを「御所水引」ともいう。ミズヒキグサ。漢名、毛蓼。「水引の花」は <季語:秋> [広辞苑第五版]

0917mizuhiki この姿でミズヒキと認識しています。

ところでこの写真の上から1/4くらいのところかな、「花が開いている」ことにお気づきになると思います。

実は、ミズヒキの花が「開く」ものだということには気づいていなかったのですね、私は。

屋外で接写するとどうしても揺れますので、一枝切って室内に持ち込み、接写を試みたわけです。

ではミズヒキの花をどうぞご覧ください。

0910mizuhiki4 これです。

十字に開いています。

上の花弁(でよいのでしょうか?)は赤く、下の花弁は白くて、なんと左右の花弁は赤白2色に分かれています。

これが閉じていれば、上から赤く、下から白い花に見えるわけですね。なるほど~。

オシベは4本のようです。真ん中にメシベ。

0910mizuhiki3 斜めからメシベにピントを合わせてみました。

どうも、メシベの柱頭は3裂していて先端が丸くなっています。粘性があるのではないでしょうか、花粉をくっつけるために。

見過ごしていたミズヒキの花の中を知ることができて嬉しかったです。

認識を新たにしました。

サルスベリ

前の記事ので、ハイビスカスの赤白黄が並んだ写真がありましたが、そこには紫色の花もありました。

0910sarusuberi 一目でお分かりのように、サルスベリなのですが・・・。

黄色い花が混じっているみたいです。

よく見ると、いろんなことがあるものですねぇ。

これって、珍しいのでしょうか?ごく当たり前のことなのでしょうか?

ハイビスカス3種

0910hibiscus1 咲いた~咲いた~ハイビスカスの花が♪

並んだ~並んだ~赤白黄色♪

というわけです。赤のハイビスカスはまあ見知っていましたが、黄色と白は初めて。

0910hibiscus2 この鮮烈な赤い花はおなじみですね。

何度見ても「ものすごい」赤です。

単にハイビスカスでいいのだと思いますが。

0910hibiscus3 これは「フルムーン」という品種です。

「満月」なんですねぇ。なるほど。

八重咲きです。

0910hibiscus4 「パイロンメッツ」です。

意味はよくわかりません。

ところで、なんで「もの知らず」の私がこれらの品種の名前が分かったかというと、これらの花を育てておられるお家の方が親切で、多分購入時の「名札」を鉢にさして立てておいてくださったからです。名札も一緒に撮影してきましたので、すんなりと名前を書くことができました。すぐ名前を忘れる私ですので、これは参考になりました。名前を書いて立てておけばいいのだ。

この記事を書くのに、ネットで検索してみたら、ハイビスカスの品種ってもっといっぱいあるんですね。知りませんでした。園芸種は難しい。

トカゲ

0917tokage1 おそらく産卵間近なメスのトカゲです。

お腹がまあるく大きい。

明るいところで出会ったのですが、サッと暗い隅へ逃げ込んだところです。

全体をご覧に入れるためのトリミングですが、顔もよく見てほしいのです。

同じ写真の尻尾の部分を除いたトリミングをお目にかけます。

0917tokage2 思い入れのせいかなぁ、なんだか優しい顔に見えるのですが。

ブロック塀の内側をのぼっています。

0917tokage3 てっぺんへ出てきたところです。

マクロレンズを装着していて、ズーム機能はありませんからもうあまり鮮明な写真は撮れません。

0917tokage4 尻尾が長いでしょ~~~。

さようなら。いっぱい卵産んでね。

ハラビロカマキリ産卵

0917harabirokamakiri 2、3日前に妻が線路際でみつけて連れてきました。

お腹がいっぱいに膨らんだハラビロカマキリのメスです。

ハラビロカマキリは幼虫の時は腹部をキュッと上に曲げるのが特徴ですぐわかります。成虫になってからは、オオカマキリよりは体長が短め、胸(首に見える部分)も幅が広め、腹が確かに広め、翅に白い斑点がある、というようなことで見分けがつきます。

しばらく餌を与えながら見ておりましたら、産卵しました。興奮させたくないので写真を撮らずに来ましたが、産卵しておそらく落ち着いたのではないか、と記念写真を撮りました。ケースの外からの撮影ですので、なんとなく画像がかすんだ感じがしますが、カマキリさんのためです、ガマンしてください。

左の前脚(カマ)の半分から先を失っています。枝や葉を入れてやっていますが、しっかりつかまれずに落ちやすいようです。餌も食べにくいのでしょうね。

でも、頑張って産卵してくれました。ありがとう。

ちょうど卵嚢のそばにいたので一緒に撮影できました。すごくうれしい。

思い入れのせいか、種としての顔つきなのか、なんだか「おだやかで優しい」顔つきのように見えます。オオカマキリのあの迫力のある眼差しとは違うようですね。

顔のアップをもう一枚。

0917harabirokamakiri2

複眼の一部も傷ついているのかもしれませんね。

生きる、ということのすごさ、やさしさが胸に迫ります。それでいて、生きることに執着しているわけではない。おだやかです。生きられる限り生きようね。

(ヒトだけですよ、生きることにジタバタしているのは。)

2008年9月16日 (火)

虫たちの朝

0910aburazemi アブラゼミがブロック塀の低いところにとまっていました。

この頃は朝の気温が20℃程度しかないので、昆虫は体温が低くて朝すぐには動けないのですね。

このセミはシーズンも終わりに近く、寿命も残り少ないのだと思います。

驚くと飛び立つことはできますが、そんな負担はかけたくないので、そっとその場を離れました。気温が上がればどこか木立の方へ飛んで行けるでしょう。

0910itimonjiseseri2 別の場所で、やはりブロック塀の下の方ですが、イチモンジセセリも休息中。この場所は午前中は日陰ですので、気温上昇待ちですね。

0910itimonjiseseri1 こちらのイチモンジセセリは、日の当たる葉の上で体温を上げています。

影を見るとわかりますが、太陽の方に背を向けているのです。ふつう、羽を畳んだ姿勢でとまりますが、こうやって日光を受けるときは翅を開いた独特の姿勢になります。なんだかジェット戦闘機みたいになってしまいます。(白い蝶だと翅を半開きにすると、翅の反射光が体にまで届き、効率よく体温を上げられます。)

0910ookamakiria ここではオオカマキリも朝の日光浴。

線路のコンクリート製の柵の柱につかまっていました。

近づいて行ったら、また、何か用か?と聞かれてしまいました。首をクルッと曲げて、こちらを見つめています。

いやゆっくり温まってください、と引き下がりました。

変温動物である昆虫たちにはこれからの季節ウォームアップがかかせません。

スズバチ

0909suzubati1 0909suzubati2 スズバチです。初めてお目にかかりました。

ハチ目>細腰亜目>スズメバチ科>ドロバチ亜科

のスズバチですね。トックリバチの仲間です。泥で鈴のような形をした巣をつくるのだそうです。スズバチを見たのですから、きっと巣もそう遠くはないところにあるのでしょうが、まだ見たことはありません。

フウセンカズラの花の蜜を吸いに来ていました。

0914suzubati 0914suzubati2 アリでもそうですが、腹部と胸部の間が細すぎませんかね?

腹柄で胸とつながっているところなんか本当に細い。

体液の行き来はどうなっているのでしょう?

消化管はちゃんと通っているのですよね?

もちろん神経だって通っているはずですね。

なんだか細すぎて、大丈夫なのかなぁ、と人ごとながら心配になります。

サトイモの葉

0909satoimo1 プランターのサトイモです。

食品として買ってきたものの一部を植えてみました。ずいぶん成長してきました。

ふと気づくと、太陽の光が葉を向こうから照らしています。あまりにも鮮やかな緑なので、この緑だけで画面を作ったらどうなるのだろう?とトライしてみました。

0909satoimo2 ウワーっという感じですね。

葉脈が浮き上がってすごい模様です。

鑑賞してください。

アサリの貝殻の模様

前に、ヒマワリの花の中の曲線や、貝殻の成長の曲線などをご紹介しました。その時に思っていたことをやっと書ける状態になりました。

今度は貝殻の形ではなく、貝殻の模様なのです。

0904asari ◆アサリの貝殻の模様にはいろいろなタイプがあるのですが、ここに集めたのは三角形が現れているタイプです。

成長とともに三角形が広がっていくのではなく、逆に底辺から始まって狭くなって頂点に至る、という模様ですね。(色の濃い方で見れば広がっていくとも見えますけれど・・・)。

では、エクセルで描かせた下の図形をご覧ください。

0905asarirule30 エクセルのVBAという言語でプログラムを書いて、実行させた結果がこれです。

左右非対称で、白い三角形が底辺からあらわれては消えていきますね。大きさも様々です。

貝殻の模様と全く同じとはいえませんが、雰囲気が似ていませんか?

この図形は、「1次元セルオートマトン」という図形の一種です。

四角形のマスが一列に並んだものを考えます。その中の一つだけを最初黒くしておきます。

その黒いマスと隣接するマスは、黒いマスの影響を受けて、次の時刻では黒くなります。黒がびったり並ぶと中の方は白くなります。こんなようなルールをつくって、そのルールに従って次の時刻ではどうなるか・・・と描き進めたものです。ですから、上から下へは時間の流れを表しています。

アサリは稚貝からだんだん大きくなってきますので、貝殻の頂点から縁へと成長の時間の流れが記録されているともいえます。貝殻をつくる細胞は初め少なくてだんだん横並びに増えていくでしょう。その中で色のついた部分をつくる細胞と色のない部分をつくる細胞があるのでしょう。そして、その相互作用で模様が生じていくのだと思います。

結果として生じた模様が何となく似ているということは、きっと、細胞の相互作用がセルオートマトンのルールと似ているということなのでしょう。

アサリよりももっと三角形のパターンのくっきりした貝殻もあるようです。見つけたらこの話を思い出してください。

◆ところで、上で描いたパターンは左右が非対称でしたが、ルールを一か所だけ変えて左右対称になるようにするとこうなります。

0905asarirule94 縦縞が生じました。

では、こんなアサリの貝殻もご覧ください。

0908asari いかがですか?

縦縞だけの貝殻もあるのです。

細胞同士の相互作用の仕方が、少し異なったのでしょうね。

自然界にこんなパターン生成のルールがあるということをお目にかけました。

◆最後にオマケ。

縦縞を生じたルールに、もう一か所だけ変更を加えてみました

0905rule90 これは「シェルピンスキーのガスケット」と呼ばれる有名な図形です。

全体と部分が自己相似になっている「フラクタル図形」というものの典型として知られるものです。

フラクタル図形というと難しく思われるかもしれませんが、実は自然界の形にはフラクタルなものが多いのです。植物の葉のつき方、海岸線の凹凸、山肌の肌理、雲の容姿・・・いろいろなところに見られます。コンピューターグラフィックスの不自然さを取り除くにはフラクタルな構造を取り入れると自然な見かけになるのです。

貝殻の模様も捨てたもんじゃないでしょ?

◆私のホームページの方にもう少し詳しい解説を書きましたので関心のある方はお読みください。図形を生成するルールなども解説しておきました。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/CellAM.htm

2008年9月15日 (月)

アオスジアゲハの産卵

0909aosujiageha1 0909aosujiageha2 クスノキの前にいたら、アオスジアゲハのメスが飛んできて、産卵しました。

じっととまるわけではないので、こんなぶれた写真になりましたが、肉眼ではもっとちゃんと見えるのです。

2枚目の写真でよくわかりますが、ホバリングしながら、腹を曲げて葉の裏に卵を産みつけていくのです。すごいですねぇ。

◆これは、アオスジアゲハではなくアゲハでの研究なのですが、アゲハの腹端には「眼」があります。正確には「光受容器」というべきでしょうね。形などは分かりません。明暗が分かるのです。

オスでは交尾の時にこの眼に光が入らなくなると、交尾器がうまく結合したことがわかって、交尾が成立します。

メスでは、産卵管が十分に伸びきったことをこの眼によって光の刺激としてとらえて、その上で腹端部が葉に接触したという機械的な刺激を受けて産卵します。

アゲハにはお尻にも眼があのですね。

アカトンボ

昨日は仲秋の名月、今日15日は月齢15日ですがあいにくの空模様。

ところで、今の季節晴れて澄み渡った空の朝、アカトンボが乱舞することがあります。

9月9日、重陽の節句の日でしたが、窓の外に10匹を超えるアカトンボが飛んでいました。

あてずっぽうでシャッターを切ったらうまく写ったのがありましたので載せておきます。

0909akatonbo 飛んでいるトンボを撮るのは難しい。

もうちょっと明るいレンズで高速シャッターが切れるといいのですが。

そのうち、気温がもっと下がると、もっと穏やかな「トンボの集会」も開かれるようになるでしょう。そうしたら、ちゃんとした写真にチャレンジします。それまでお待ちください。

ネコハグモ

0908nekohagumo1 ネコハグモが何か獲物をとらえたようです。

ハエかアブかハチか、なんだかよくわかりません。

でもまあ、写真を1枚パチリ。

気づかれてしまって

0908nekohagumo2 何か用か!?と振り向かれてしまって

いえ、なんでもありません、と退散しました。

触肢の先が膨らんでいます。これはオスの特徴だったかと思いますが、確としたことはいえません。

食べ応えのありそうな獲物だなぁ、と思い入れしてしまいました。

クモの子

0908kumo1 さて寝るか、と寝室へ行ったらシーツの上をクモの子が走っています。

こんなところにいたら、おじさんにつぶされちゃうよ、とケースに入れてパソコンを置いてある部屋に連れていき、記念撮影をして逃がしてやりました。

0908kumo2 透明感のある脚、体の割に大きくて目立つ眼、もちろんハエトリグモの仲間の幼体ではあるのです。

なんというハエトリグモなのかは分かりません。

上の写真では、お尻から糸を出しています。飛びおりる時の命綱ですね。腹部の背面に白い斑点模様があります。

0908kumo3 0908kumo4 いかがでしょう。この時点での体長は2mmくらい、ごく小さなクモです。

大人の模様だと種が分かると思いますが、子グモだからなぁ。どう変わるのかわかりません。

ハエトリグモの子ども、としか言いようがありませんでした。

何だか変?

0915rukousou1 ルコウソウです。

色の名前に詳しくない私としては、何と表現してよいのやら。

きれいな赤、としか言いようがありませんが・・・。

何だか変じゃありませんか?

普通のルコウソウは↓こうです。

0915rukousou2 普通、五角形なんですが、どういうわけか四角形の花があったのです。

きっと今日はラッキー・デーなんですね。

いいものを見ました。

2008年9月12日 (金)

キタヒメヒラタアブ

0908kitahimehirataabu キタヒメヒラタアブの体の模様がきれいに撮れました。

花の中に口を伸ばしている様子も見えます。

花はブルーサルビア。ブルーサルビアとフウセンカズラは咲き続けているので虫たちには人気の花です。

家の内外の、虫の「濃さ」が少しずつ下がり始めています。やっぱり秋なのですね。

キセルガイの稚貝

0908kiserugai1 0908kiserugai2 左の写真では3匹写っています。貝殻の巻き数もずいぶん増えたでしょ。

小さい貝ですから、飼育ケースの蓋の隙間から出られるので、ガーゼで蓋をしています。

そのガーゼにくっついていたのが右の写真。

巻き数が少し少ないようですが、一人前の顔つきです。

これからどう成長していくのか、楽しみです。

イチモンジセセリ

0908itimonjiseseri イチモンジセセリの胸の背面、頭の背面を見てください。

毛深いのは知っていましたけれど、こんな「虹色」があるとは思っていませんで四した。毛の表面での光の干渉による「構造色」のような感じですね。

0910itimonjiseseri3 いい顔してますねぇ。

ゼンマイ状の口もかわいい。

前肢1対を上げているんですね。

肢の関節に枝のようなものが出ているのは初めて知りました。

髪型がまた楽しい。で、虹色です。

最近、セセリがたくさん活動しています。こうやって一度細部を見てしまうと、肉眼で見てもだんだんよく見えるようになります。ぜひ、じっくり写真を眺めて、そうしておいて実物と対面してください。

2008年9月11日 (木)

キオビツヤハナバチ(かな)

0909kiobituyahanabati_ ミズヒキの花にくっついているところです。

一瞬でした。

一枚しか撮れませんでした。こんな写真は通常なら載せないのですが、わけがありまして…。

触覚の付け根の右側の辺りをよく見てください。

単眼が3個みえます。

単眼の話が、ショウリョウバッタ、フタモンアシナガバチと続きましたので、単眼ついでに載せることにしました。

複眼1対2個、単眼3個が原則なんですね。

フタモンアシナガバチ

0910hutamonasinagabati 肉食性だと思っていたフタモンアシナガバチがこの頃、フウセンカズラの花の間を飛び回り蜜を吸っているようです。

チョウと違って中の方に分け入って動き回るので、なかなか写真がうまく撮れなくて、9月10日に、こんな写真が撮れました。

ピンボケですが仕方ない。

脚を伸ばした状態で飛んでいます。

今日、9月11日、粘った結果、かなり良い写真が撮れました。

0911hutamonasinagabati1 花を抱えて、顔を突っ込んでいます。

ミツバチ見たいですね。

翅の縁が少しボロボロになってきているようにも見えます。ずいぶん飛び回っているのでしょうね。

0911hutamonasinagabati2 この背面の模様で、完全にフタモンアシナガバチで確定ですね。

「二つの紋」があります。

ところで、偶然なのですが、単眼が写っています。大きな複眼の間に3つ、光って見えますでしょ。

複眼にも模様があるようですね。頭の部分だけトリミングするとこうなります。

0911hutamonasinagabati3 くっきり分かりますね。

それにしても、蜜も吸うんですねぇ。意外でした。

ショウリョウバッタ

0907shoryobatta1_2 家の前の道路に大きなショウリョウバッタがいました。コンパクトデジカメでスナップ。

門の中のツユクサが茂っている場所に放してやりました。どうも、右後脚の先半分を失っているようです。

落ち着いてくれているようなので、一眼レフを撮ってきてじっくり接写。

0907shoryobatta2 子どもの頃はやはり「大きい」ということに憧れていましたから、ショウリョウバッタを見るとわくわくしたよなぁ、と思いつつ。

頭部を思い切って接写。

0907shoryobatta3 複眼が面白いですね。

体の縦方向の模様と合致した縞模様が複眼にも走っています。

これは知らなかった。

もう一点。触覚の付け根と、複眼の間に、透明なまるいものが一つ。

これは単眼でしょうね。複眼1対と単眼3個というのが基本形だと知ってはいましたが、実はセミ以外ではあまり単眼を意識したことはなかったのです。

拡大してみますね。

0907shoryobatta4 「↓」で指し示しているところです。

単眼ですね。これが左右に1対で2個。

3個めはどこなんだろう?

0907shoryobatta5

顔の下の方にある口も見てくださいね。左右に開閉して葉を食べる口です。

「←」で示したところが、3個目の単眼ではないでしょうか。

頭部がとがっているので、セミやカマキリの単眼の位置と比べると変な場所に思えますが、複眼の間で頭部の上部ということで考えると、ここでいいのではないでしょうか。擬人化してみていると、ここは鼻の上の辺りにでもなりそうですが、実は頭のてっぺんだと思います。

縮小していない写真で見てみます。

0907shoryobatta6 ちょっとぼやけていますが、やはりこれが単眼だろうと思います。

手に捕まえて撮るという気もしなくて、これ以上の撮影はできませんでした。

チャンスがあったらまたトライしてみましょう。

ヒゲナガカメムシ

0907higenagakamemusi ヒゲナガカメムシだと思います。

「イネ科やカヤツリグサ科の花穂を吸汁」するそうですから全くぴったりです。

ナガカメムシ科のヒゲナガカメムシですから、「ヒゲ+ナガカメムシ」なんでしょうかね。それとも「ヒゲナガ+ナガカメムシ」の短縮形でしょうか。

カメムシってこんなにいっぱい種類があったなんて、知らなかった。カメラのおかげで視野が広まりました。ネットで検索していると、まだまだ奥の深い世界のようです。トホホ・・・。

2008年9月10日 (水)

クモの顔

0906mesujirohaetorif メスジロハエトリのメスです。

もうかなりおなじみになっているので、いいや、と思いつつ真正面に見ることができたので、ワンショット撮ってみました。

パソコン画面で見て、ビックリ。

なぜ、ビックリしたかはサムネイルをクリックして拡大してみれば一目瞭然です。

触肢を揃えた隙間が、ちょうど人間の口のように見えませんか?

そのために、白髭のおじいさんが笑っている、という擬人化ができてしまいます。

カメムシの背中の模様が人の顔に見えることはよくあるのですが、ハエトリグモの顔が人の顔に見えたのは初めてでした。

不思議なこともあるものですねぇ。いろいろな不思議をいっぱいもらって、嬉しいな。

キタヒメヒラタアブ

0906kitahimehirataabu1 ブルーサルビアの花に蜜を吸いに訪れたキタヒメヒラタアブです。

上からのアングルですが、複眼にも縞模様があるように見えます。

0906kitahimehirataabu2 翅を平らに開いて、後脚を左右に踏ん張って、一生懸命花の中に頭を突っ込んでいる様子がわかります。

0906kitahimehirataabu3

花をちょっと離れて、ホバリングしているところが写りました。

やっぱり、複眼にも模様があるようですね。

動き回る対象なので、前に回って確認するということはできませんでした。

触覚の先端が分岐してますか?そんな風にも見えます。

イボバッタ

0906ibobatta イボバッタです。

道路にいました。

(なんだかピントが甘くなってしまったような)コンパクトデジカメしか持ち合わせがなく、この画像が限界でした。

それでも、毛だらけな雰囲気とか、複眼にまで模様がある様子は見て取れると思います。

アスファルトの上にじっとしていると、周囲にまぎれてしまって見づらい模様です。

多摩川の方からやってきたのでしょう。

もうちょっと近づいて撮りたかったなぁ。

http://coexistence.cocolog-shizuoka.com/blog/2008/08/post_e3d5.html

↑ここで、イボバッタの顔の接写が見られます。ぜひご覧ください。

フウセンカズラ

0906husenkazurami フウセンカズラの実が熟しました。

多分みなさんごご存知だろうと思うのですが、あえて写真に撮ってお目にかけます。

このハート形がかわいいのですよね。

ふうせん‐かずら【風船蔓】 カヅラ:ムクロジ科の多年生蔓草。熱帯アメリカ原産。世界の熱帯・亜熱帯に広く野生化。観賞用にも栽培。葉腋から長い花序を出し下部の花柄は巻きひげとなる。夏に小白花をつけ、3稜のある風船状の果実をつける。種子は黒い球形で、ハート形の白斑が目立つ。[広辞苑第五版]

ムクロジ科でしたかぁ。ムクロジの実と同じで、これ硬いですよ~。一度、錐で穴をあけて爪楊枝を削って差し込んで独楽を作ろうと思ったことがあるのですが、穴があかないのです。何せ小さいので、あまり頑張りすぎると怪我をしそうな気がしましたので、窪みができたところで止めて、細い軸を瞬間接着剤で付けたのですが、バランスが狂って、あまりよく回ってくれませんでした。

ムクロジは「無患子」です。羽子板の羽根の頭の黒いのがムクロジの種です。

ムクロジの実の果皮にはサポニンという物質が含まれていて、泡がたつというので有名です。ムクロジの果皮を煎じた水だけでもシャボン玉が作れるそうですが、せっけん水にムクロジの果皮をいれると、シャボン玉がきれいにできるというのもあったように思います。

影絵

0905tumaguroooyokobai1 0905tumaguroooyokobai2 おや?葉っぱの向こうに誰かいます。

誰でしょう?

おそらく想像はつきますね。

答えは・・・

0905tumaguroooyokobai3 ツマグロオオヨコバイの幼虫でした。

こんな影絵を見たのは初めてでした。

ルコウソウ

0905rukousou1 0905rukousou2 ルコウソウのシーズンが始まりました。

鮮烈な赤です。

るこう‐そう【縷紅草・留紅草】 ヒルガオ科の蔓性一年草。メキシコ原産の観賞植物。茎は細く、他物にからむ。夏、濃紅色の美しい小花を開く。蔦蘿。<季語:夏>[広辞苑第五版]

ヒルガオ科なんですね。 これから先かなり寒くなるまで咲き続けます。葉も茂り続けます。

妻曰く「これ、お浸しにでもして食べられたらいいのにねぇ」。まったく、青々と茂り続けますので、そういう感じはしますねぇ。

季語が「夏」になっていますが、私の感覚では、9月に入ってから咲きはじめて秋を通して咲いていく、という感じなんですけれどねぇ。アカトンボも飛び始めて、カマキリが成虫になって9月中には通常の産卵期を終えて、という時期に並行して咲くのですから、主観的には秋の花です。

ヒメシロモンドクガ

0905himesiromonndokuga1 大田区の白山神社で見かけました。

何やらまた派手なやつがいる、というので撮ってきました。

調べてみたら、どうやらヒメシロモンドクガの幼虫のようです。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html ここで調べました。「幼虫図鑑」です。

白い毛の束が目立ちます。

0905himesiromonndokuga2 0905himesiromonndokuga3_2                      

0905himesiromonndokuga4 腹部の先端に「しっぽ」のようなものがありますが、オオスカシバの幼虫のもののような肉質のものではなく、毛の束のようです。

また、頭の先端にも2本(束)、角のような毛の束が突き出しています。

http://www.jpmoth.org/Lymantriidae/Orgyia_thyellina.html から部分引用します。

(幼虫は毒針毛無きも、強い接触により軽微な発赤を生じ、1時間以内に治癒。1971年環境衛生18-10より)。蛹にも毛がある。幼虫は3齢(大きさ約10mm)を越えたぐらいから、前に突出した黒い毛束が確認できるようになり、4齢で横からも黒い毛束が出だす。尻尾の毛束は終齢になってから。

強力な毒毛があるわけではなさそうですが、接触は控えた方がよさそうですね。

「尻尾の毛束は終齢になってから」とありますので、私が撮影したのは終齢幼虫ですね。

それはまあそれとして、この白い毛、本当に洗い矢に使えそうなきがして、なんとなくおかしみがあります。

http://www.afftis.or.jp/konchu/kemushi/dokuga.html ここからも部分引用します。

サクラやウメなどでよく見かける写真のヒメシロモンドクガなどは、刺さないと言われている種類ですが、実験用に何世代も飼育したところ、 だんだんアレルギー症状が出て、飼育を断念した研究者がいました。また、針葉樹に多い写真のスギドクガも1~2度刺されたくらいでは何ともありませんが、 実際の毒性の有無は不明です。数多い毛虫のなかでもドクガ科の毛虫だけは、たとえ刺さないとされている種類でもなるべく触れない方が無難かもしれません。

というわけでご注意を。

十日の菊(科)

0910nogesirukousou 少し皮肉屋のかかしさんは、わざわざ9月10日にキク科の花を探しました。

つい先日までメランポジウムがいっぱい咲いていましたが、突然、全面的に消えてしまいました(あてにしていたのですが・・・)。ガザニアも終わってしまったし。

プラプラ家の周辺を歩いていたら、黄色い花がありました。(アキノ)ノゲシかなぁ。

つもりとしては、ノゲシを撮ったつもりでしたが、見たらルコウソウも写っているし、ネコジャラシも写っているし、結構秋らしい写真になったかな、とご機嫌です。秋の朝のワンショットをお楽しみください。

十日の菊:(菊は9月9日の節句のものだからいう) 時機に遅れて役立たないもののたとえ。「六日の菖蒲(アヤメ)」と同意。[広辞苑第五版]

ちょう‐よう【重陽】 (陽の数である9が重なる意) 五節句の一。陰暦9月9日で、中国では登高という丘に登る行楽の行事がある。日本では奈良時代より宮中で観菊の宴が催された。菊の節句。9月の節句。重九。<季語:秋> 。[広辞苑第五版]

2008年9月 9日 (火)

花の名前が分かりません

0905hana1 0905hana2 我が家の塀の外に、フラワーショップで買ったままという感じで、黒いプラスチックの容器に入った花がありました。

落ちたのなら、土がバラけていそうなものですが、置いていったという感じでした。

放置すれば枯れてしまいますので、置かれてあったところのそばの線路際の柵のところに植えてあります。

花が咲いています。きれいな花なのですが、なんともよく分かりません。花の前後も分からないような感じです。右の写真がかろうじて、花の前から中を覗いている、というショットだと思うのですが、メシベ・オシベもよく見えないのです。

園芸種なのでしょうね。

もし、花の名前をご存知でしたら教えてください。

ダンゴムシの抜けがら

0905dangomusi ダンゴムシの抜けがら発見。

全体が白いのですが、頭の辺りにちょっと黒、あるいは黒褐色の部分がありますね。これは多分アゴです。

みごとに抜けました。脱皮をしない生物であるヒトとしては、脱皮ってどんな気分なんだろうなぁ、と想像してもついに分からないのでした。

(昔、日焼けして皮がむけると、脱皮したぞ、などといったものですが・・・。皮がむけるときがくすぐったかったなぁ。ああいうものだろうか?)

トゲカメムシの幼虫

0904togekamemusi トゲカメムシの幼虫です。

昆虫に詳しくない方のために一言。

翅が完成していませんので幼虫だと分かるのです。

頭の先を見てください。針のような口が出ていて、ヒマワリの茎に刺さっています。ずいぶん細い針ですね。成虫の口はもっと太いはずです。

顔を見ていると、カメムシはやはりセミと仲間なんだな、ということが納得されますね。

ニラの花

0904nira 0904nira2 線路際なのですが、今、ニラの花が満開です。

メシベが短いようですね。

オシベは6本ですが、3本ずつセットになって、それぞれ形態が違います。

どうなんでしょう?どちらのオシベもちゃんと授粉可能な花粉をつくっているのでしょうか?分かりません。

ところで、右の写真の下の方、誰か虫さんが花に頭を突っ込んでますよ。これは、意図して撮ったものではありません。あとから気づきました。

マメに仕事をしていますねぇ。

クサカゲロウの幼虫

0904kusakagerou1 玄関を出たとたんに、ランタナの葉っぱに、何かの姿を見たと思い、目を凝らして見たら(=老眼鏡をずらして、近眼の裸眼で見たら)クサカゲロウの幼虫でした。「歩くゴミの塊」のようなやつです。自分が食べた(=体液を吸った)アブラムシのむくろを背負って歩いているのです。

以前、一度、外で見かけて撮影してご紹介しました。↓

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_ba40.html

今回はプラスチックケースに入ってもらって撮影しました。

0904kusakagerou2 0904kusakagerou3 すごいアゴですね。

獰猛な感じがします。ご存知かもしれませんが、成虫は薄い緑色の可憐な虫です。その成虫もアブラムシを食べるのですが、この幼虫の方がアゴなどはがっしりしています。

この2枚はどちらも背側からの写真です。

腹側から撮ってみました。

0904kusakagerou4 これです。

かなりの迫力ですね。

ところで、体内に透けて見える白いものは何だろう?

私たち脊椎動物は(魚類も、両生類も、爬虫類も、鳥類も、哺乳類も含めてです)背側に神経系があって(脊髄)、腹側に消化管があります。

ところが、昆虫がその代表的な例ですが、無脊椎動物では、腹側に神経系があって、背側に消化管があります。

発生の途中で構造が「ひっくりかえった」という言い方がなされます。ふしぎですね。

それを考えると、この幼虫の腹に透けて見えているのは神経系ではないでしょうか?

前・中・後の脚のそれぞれ中央付近に塊があります。神経節かな?と思います。

腹部はあまり節に分かれては見えません。

多分そうだろうとは思いますが、何分昆虫学を専攻したわけではないので、確信が持てません。もしご存じの方がいらっしゃったら、アドバイスしてください。

トノサマバッタ

0903tonosamabatta 道に出て花や虫を見ていたら、足もとから跳び立って線路の柵にとまりました。

バッタを捕まえたり接近するには、いったん跳び立ったものが着地した場所に視線を固定して回り込みながら近づくといいのです。

3~4m離れたところから一枚撮影したのがこれ。

さらに、ジリジリと接近していって、もしも飛ぶなら線路の方へではなく我が家の方へ向かって飛んでほしいと方向まで考えながら、やっと1.5mくらいまで近付いたとき、何と!自転車に乗った人が後ろからやってきて無神経にも角を曲がるために無用の膨らんだ走り方をして、トノサマバッタにグンと近づいてしまい、トノサマバッタは線路の中に飛んで行ってしまいました。

悔しかったなぁ。カメラぶら下げた変なじいさんが何かに熱中しているようだったら、「危ない人」かもしれないから、離れて通ればいいのにね。トノサマバッタに接近するのは難しいんですよ。

結局、一枚しか写真は撮れなかったのです。多分、トノサマバッタの褐色型です。

もっとクリアな写真を撮りたかったよ~。

さらに オオカマキリ

0905ookamakiri こちらは先ほどの記事のオオカマキリとは別個体。

ツツジの葉の上で体を伸ばしていました。悠然たる姿です。

0907ookamakiri こちらは、線路際でみつけたオオカマキリです。

線路際は人為的な事故に会いやすい場所なので、庭に連れてきました。

鳥に食べられるとかそういうことは防ぎようもありませんが、少なくとも車にひかれるとか、電車にひかれることはありません。

庭および家周辺で、5匹くらいはいると思っています。繁殖はうまくいくでしょうか?期待しているのですが。

オオカマキリ

0903ookamakiri1 フェンスのところにオオカマキリがいました。

庭の側からの撮影です。腹側から見られるかな?と外に回ってみました。

あまりよいアングルはなかったのですが、なんだかすごい写真が撮れましたよ。

0903ookamakiri2 左右に動いて餌をかじる顎がはっきり写りました。

さすがに迫力があります。庭で繁殖してほしいなぁ。

キタテハ

0903kitateha 今回は元気なキタテハです。

ホトトギスの葉の上で休息中。残念なことに、キタテハの幼虫の食草はホトトギスではありません。ルリタテハがホトトギスを食草にしているのですが、なかなか思うようには来てくれません。

キタテハの幼虫の食草はカナムグラだそうです。幼虫図鑑というので見ると、やはりかなりハデハデしくって、線香花火みたいなトゲトゲがあるようですが、毛ではないですし、毒もありません。安心してください。ぶら下がり型の蛹になるようです。

見たいな~。

ぜひ飼育してみたいものです。

2008年9月 8日 (月)

ルリチュウレンジ

0902rurityurenji1 ルリチュウレンジだと思います。ハバチの仲間というのでしょうか。幼虫はツツジなどの葉が食草です。

ちょっと輝きすぎて、細部がはっきり撮りにくいハチです。

こんなショットもとれました。

0902rurityurenji2

センチニクバエと一緒。

あんまり好かれそうにないショットかもしれませんね。乗っている葉は別のものです。ハエの方がカメラから遠くです。

すぐに、両方とも飛び去りました。

ヤモリ

0901yamori1 朽木のところで、ヤモリを見かけました。

何だか普通より白っぽいな、という感じと、お前、頭が丸くないかい、という感じがしたので、近寄って見ると・・・

0901yamori2 脱皮中だったのですね。

頭の前の方から皮がむけている。

体全体も皮が浮いて間もなくボロボロにはがれていく、その直前だったようです。

0901yamori3 可能な限り頭の前の方から近寄ってみました。

こうでした。

どんな気分なんでしょうね。皮がひっかかってうっとうしくないでしょうか?

蛇のようにごっそり皮を残すということはありませんね。ボロボロの皮をひっかけて歩いているヤモリは見たことがありますが、今回のようなシーンは初めてでした。

昆虫の蛹から成虫への脱皮のようなセンシティブな状況ではありませんから、しばらく近くから眺めてはなれました。いつの間にか立ち去ったようです。

これとは違う幼い個体を、玄関の中で見かけました。妻を呼んだら、まあかわいい、ホントにちっちゃいわ、と喜んでおりました。尻尾は短いし、幼い個体はかわいいです。赤ちゃん体形というやつですね。我が家ではみんな「ヤモちゃん」と呼んでいつくしんでおります。

クロヒラタヨコバイ

0901kurohiratayokobai ホトトギスの葉の上です。

何やら見慣れない姿だったので撮った写真です。アングルを変えて撮りたかったのですけれど、コロンと自分から落っこちて行方は分からなくなりました。

小さいのです。5mmくらいでしょうか。肉眼ではなんだかよくわからなかったのですが、パソコン上で大きくしてみると、意外と細かいきれいな模様です。超小型のセミのような感じがします。ということは、セミやカメムシと同じ仲間だろう、と調べてみたら、半翅目のクロヒラタヨコバイ科のクロヒラタヨコバイ(黒平横這)だろうということになりました。

肉眼は老眼で世の中の大事なことを見落としているのかもしれません。カメラの助けを借りていろいろ観察しています。

http://members.jcom.home.ne.jp/fukumitu_mura/Kurohiratayokobai_.html

↑ここで、もっといっぱい写真が見られます。幼虫の写真もあります。調べるのなら上がいいでしょう。

双葉

0901hutaba 雨上がり。

門柱の苔が水を吸って緑色に膨らんでいました。

何の種かはわかりませんが、その水分を吸って発芽したのでしょう。

でも、ここで成長することは多分無理です。大部分の種が発芽・成長できない運任せの植物ですが、でもそのようにして地球上の生存可能なところへ、少しずつ少しずつ侵入し生息域を広げてきたのです。植物が生息域を広げれば動物たちもなんとかついて行けるのです。そのギリギリの線で成立するのが「生態系」というものです。

人間って、限りなく無神経ですね。

トサカフトメイガの幼虫とアリ

0901ari トサカフトメイガの幼虫にアリがたかっています。

クロオオアリですね。

幼虫はまだかなり力があってアリを振り払おうとするのですが、アリのアゴは強力です。かみついたままそう簡単には振り飛ばされません。

私は、ただ、見守るだけです。幼虫も必死ならアリも必死。決して残酷な出来事ということはありません。

これは生きるという営みの一つの表れです。私ごときに介入できるようなことではないのです。人間のやわな感情や感傷で「はかる」ことのできるようなことではないのです。

厳粛な気持ちでじっと見ていました。やがて、アリが幼虫を視界の外へ引きずって行ったのでした。

メスジロハエトリ

0903mesujirohaetori1 またまた目が合ってしまった。

自動車のメタリック塗装の上です。

もちろん名前通りのメスです。

0903mesujirohaetori2 これまたシャッター音に反応して、近寄ってくるのですね。

このショットの直後、またもやカメラに飛び乗られてしまいました。

君もかよ、っと吹いたら、今度は手の上に・・・。

0903mesujirohaetori3 部屋の中にハエトリグモがいて、猫にちょっかい出されないように屋外へ逃がしてやろうとして、手のひらの中に追い込もうとしても、体温を感じると、パッと、飛びおりてしまうのが普通です。

なかなか手のひらには乗ってくれない、はずなんですが・・・。

今回は、手の上で落ち着いていました。

おかげでまあ、こういうショットが撮れたわけです。なんだか、ハエトリグモに好かれています。

参考までに、メスジロハエトリのオスの姿もお目にかけます。(以前にも載せましたが)

0831mesujirohaetori_2 全然模様が違うのです。

ご参考までに。

ネコハエトリ

0902nekohaetori なんだか最近、ハエトリグモたちに 好かれているのではないか、と思うことがあります。

左は、ネコハエトリですが門柱の上にいたのです。

目が合ってしまったという気分にさせられるでしょ。まったくもう。触肢がまたかわいいんですよ、これが。

シャッターを切るたびに下の方へ降りてきて、3枚目を撮った瞬間消えました。アレッと見ると、カメラに飛び乗ってこっちを見ています。

お前ねぇ、そこに乗ったら写真は撮れないよ、と息を吹きかけてどいてもらいました。

0831nekohaetori 0904nekohaetori じっといいアングルでポーズをとってくれます。

同じような写真で、ご覧の方にとってはつまらないかもしれないのですが、カカシとクモの「心の交流記念」とでも思って、笑ってやってください。

2008年9月 5日 (金)

ジョロウグモ

0831jorougumo 8月31日、一時、見えなくなっていたジョロウグモの巣を再び見つけました。

一段と大きくなったような気がします。まだ成虫ではないと思います。

「日本のクモ」によると、「網は主網と、その前後に糸を引き回したバリアーと呼ばれる網とで三重構造になっている。主網は幼体期には円網であるが、成長に伴い下部が大きくなり、全体的には馬の蹄のように見えることから蹄形円網と呼ばれる」とありました。

まだ蹄形の網ではありませんが、三重構造だというのは分かります。なんとか可能な限り近づいて撮影しようと接近していくと、本網にはまだ距離があるはずなのに、クモの糸に触れてしまい、その振動でクモはさっと逃げてしまいます。餌による振動と違うということが分かるのでしょう。

0901jorougumo 9月1日、再度接近を試みたときに、上に書いたように本網の手前の網に触れてしまって、網から避難したクモです。

成虫の姿まで見せてくれるでしょうか?

楽しみにしているのですが。

オオスカシバの幼虫の背脈管

「PICT0005.MOV」をダウンロード

↑ここにオオスカシバの幼虫の背脈管が脈打つ様子を、Qucik Time Movie で載せました。

ぜひご覧ください。

左が腹端部で、右が頭部になります。左から右へ脈打っているのが見えると思います。

ファイルの日付が狂っていますが、内臓時計がリセットされていたのに気づかなかっただけです。悪しからず。

オオスカシバの幼虫

0902oosukasiba2 オオスカシバの幼虫です。真夏にはあまり姿を見かけませんでしたが、秋にさしかかって、また姿を現しました。きれいでしょ。念のため、左が頭です。

0902oosukasiba1_2 頭部を拡大しました。

アゲハの幼虫などと同じく、複眼はなく、単眼のみです。

黒矢印で示したところから左へ弧を描いて5個、白矢印で示したところにもう1個、両側にありますから、計6対あるのだと思います。

視覚世界はあまり豊かではなさそうです。葉っぱを食べることに役立ちさせすればよいのでしょう。(クモは4対8個ですが、動く餌を探して捕える能力がありますけれど。)

0905oosukasiba 気門を拡大してみました。

左下の構造です。なんだか植物の葉の気孔みたいにも見えます。

赤いところが開閉するのかな、とも思うのですがよくわかりません。開いているところを見たわけではないので。

0902oosukasiba4_2  幼虫を背側から見ると、管が見えます。

黒い矢印を入れたのがその管です。これは背脈管といって、昆虫の心臓です。両端がオープンな管です。

この管を左端から右へ向けて順に絞っていくと、体液が右へ=矢印の方向へ=頭の方向へ送られて行って管の端から噴出するという開放血管系なのです。途中で枝分かれした細い気管を洗ってくるので、酸素を取り入れ二酸化炭素を排出できます。

体は大きいし、背脈管がよく透けて見えるので、もし見かけたら観察してみてください。虫がドキドキしているようすが見えますよ。

2008年9月 4日 (木)

サビヒョウタンナガカメムシ

0830sabihyoutannagakamemusi アマチュアの悲しさで、このカメムシを見かけたとき、ヒメナガカメムシだと思って、もうブログに載せたし、一応記念撮影ね、と撮ったのですが・・・。

パソコン上で見てみると、違うんですねぇ、これが。

ヒメナガカメムシはこうです。

0830himenagakamemusi

さあ困った。いろいろ探したら、サビヒョウタンナガカメムシだろうということになりました。

「サビ」というのは体色ですね。「ヒョウタン」というのは胸部の形のことです。拡大して眺めてみてください。

いったいどれほどのカメムシが、我が家の周辺にいるんでしょう?まいったなぁ、というのが実感です。

オンブバッタ2態

0829onbubatta 0831onbubatta どちらもオンブバッタなのですけれど。

違った色になってしまいました。

今のところ、名前の由来にもなっている「おんぶ」スタイルの雌雄は見かけていません。

ご存じとは思いますが、おんぶといっても親子ではありません。背中に乗る小さい方がオスですよ。

そのうちお目にかかることでしょう。

実生のランタナ

0829lantana ランタナの種をまいたら、親株とは異なる花を咲かせるようになるのかな?と書いたら、妻はすでにタネまきをしておりました。

さすが、種を見たらまきたくなる夫婦です。

これが我が家のランタナの種をまいて出てきた実生のランタナです。

さて、これが成長したらどんな花を咲かせるのか?楽しみですねぇ。待ちましょう。

クロオオアリ

0829kuroooari1 クロオオアリの巣がありました。

見ていると、なんだかやたらと頭の大きいのがいるような気がする。

兵隊アリかなぁ。

0829kuroooari2_2 0829kuroooari3 これを捕まえて怒らせると、独特のにおいを発します。

蟻酸の混じった液なんでしょうね。

同程度のサイズの昆虫たちの間では、この蟻酸はかなり毒性を発揮します。人間には臭いだけですけど。

クモでも、アリは苦手だ、というクモもいます。(アリを狙うクモもいますけど。)

カマキリの一齢幼虫に小さな赤いアリを入れてやったらパタパタ倒れた、という経験もあります。

コハナバチの仲間

0829kohanabati 出会いがしらのワンショット。

コハナバチの仲間だろうと思います。

ヤマトヤドリコハナバチとか、ズマルコハナバチとか、似てるなぁ、というのがありまして・・・。

レンズの手前に蔓が入ったのかな、かすんだ写真一枚しかありませんので、コハナバチの仲間でとどめておきます。

ホウズキカメムシの幼虫

0901houzukikamemusiyoutyu1 0901houzukikamemusiyoutyu2 前回の幼虫と、比べてください。

毛深い感じがしませんか?

この特徴はホウズキカメムシですね。

みんな似てるんだもんなぁ。まいった。

アマチュアには辛い。

名札でもぶら下げて歩いてほしいなぁ。

カメムシの幼虫

0829kamemusiyotyu1 0902kamemusiyotyu2 左が8月29日、右が9月2日撮影の、カメムシの仲間の幼虫です。

この2枚に写っている幼虫が、同じ種だというのはいいと思うのですが・・・。

初め、うっかりクサギカメムシの幼虫だと思ってしまったのでした。

クサギカメムシの幼虫はこれです。↓

0831kusagikamemusiyotyu ですよね。

となると冒頭のカメムシは何だ?

どうもスッキリしていませんが、トゲカメムシの幼虫なのではないかと考えています。

次の記事で、毛が多い種類のカメムシの幼虫を紹介しますが、それとも全然違うのです。

カメムシは難しいやぁ。

アオバハゴロモ

0829aobahagoromo1 0829aobahagoromo2 アオバハゴロモです。

昔から見慣れていますから、見ればアオバハゴロモだ、とすぐにわかるのですが、顔までちゃんと見たことはありませんでした。

なるほど、こういう顔つきだったのかぁ、と今更ながらに感心しました。

カメムシ目 > アオバハゴロモ科 > アオバハゴロモです。

学名は「Geisha distinctissima」で、「芸者」だそうです。そうなのかなぁ?

2008年9月 3日 (水)

クロスズメバチ

0829kurosuzumebati1 0829kurosuzumebati2 クロスズメバチです。

巣のそばに行ったらどうか知りませんが、こうやって離れたところで仕事中には、人に対する攻撃性はあまり強くないですから心配要りません。ちょっかい出してはだめですけどね。

肉団子をつくっているところです。多分クルミの葉を食べて穴だらけにしてしまうトサカフトメイガの幼虫だろうと思います。色の具合から見て。

今年、ヒメクチナシのはがあまりあらされていないのは、こういう肉食性のハチが活動しているからではないかと思っています。(とはいっても、やはり、オオスカシバの大きな幼虫がいますよ。全滅することはないのです。)

ハエなんかとは違う翅ですね。細い。こういう翅の飛行特性とはどういうものなのでしょう。重いものを持って巣に帰らなければならないのに、なんだか翼面積が小さいと、大変そうな気がしてしまいます。方向転換などの運動性がよいとか、多分すごい飛行方法を実現する翅なのだろうと想像しています。

キンバエ

0829kinbae キンバエですが、好きだという人はあまりいないでしょう。

でもきれいであることは間違いないと思いますが。如何?

今日、アサヒコムでこんな記事を見かけました。

ハエたたき、0.2秒の勝負 逃げられる仕組み解明(2008年9月3日10時32分)

 【ワシントン=勝田敏彦】ハエたたきに失敗が多いのは、ハエが逃げるための「離陸準備」をコンマ2秒という素早さでできるから――。そんな論文を米カリフォルニア工科大のチームが米専門誌カレントバイオロジー(電子版)に発表した。
 同大のマイケル・ディキンソン教授らは、1秒間に5400コマ録画できる高解像度・高速度カメラを使い、ほぼ360度の視野がある目を持っているショウジョウバエをハエたたきで狙う実験を撮影・分析した。
 その結果、ハエは飛び上がる前に脚を使って体の重心を微妙に移動させ、ハエたたきが来る方向とは反対に飛べるように準備することがわかった。この動きには0.2秒ほどしかかかっていなかった。
 これは、ハエの神経系に、危険が迫る方向と、脚や体の適切な動きを即座に結びつける「対応表」のような仕組みがあることを示すという。
 同教授は「ハエたたきのコツは、ハエが今いるところを狙うのではなく、逃げる方向を先回りすること」とアドバイスしている。

◆蛍光灯だってゆっくり瞬いて見えるような、時間分解能の高い眼をもっているのですから、さもありなん、という感じですね。完璧な飛行術の昆虫です。そんな眼差しで見てやってください。

昔話

◆最近はハエ叩きそのものをあまり見かけなくなりましたね。飛んでいるハエを、ハエ叩きで空中でたたき落とす、という技を昔は持っておりました。(老眼を意識したのは、遠くから近くへ飛んでくる蚊にうまく焦点が合わなくなったときです。遠ざかっていくのは目で追えるのに、近づいてくるのはダメなんですね。ハエなんかもう私の眼では追えなくなりました。)

◆「ハエ取り紙」を知らない方も多いだろうな。ハエ用の粘着テープ。

◆ガラス製の1mくらいの管で、先端がじょうごのようになっていて、下にハエを殺す液かなんかが入っているハエ取り器もありましたね。

◆光につられてハエが飛んでくると、高電圧の火花が飛んでハエを殺すというのもありました。

◆すごくあいまいな記憶なんですが・・・。紙袋にハエを50匹とか取って入れて、交番だったかなぁ、持っていくと1円か5円くらいくれたような・・・。小学生の頃のぼんやりした記憶。

ダンゴムシ

0829dangomusi1 ダンゴムシって、結構身近でよく見ていて、まん丸団子にして遊んだりもしますが、実はよく見たことはない、という存在です。

いざ写真を撮ろうとすると、意外と早足でファインダーから出て行ってしまいますし、敏感に気配を感じるようです。

このときは、何があったのか、長いことじっとしていてくれて、2、3枚撮ったところで、気づいたのかサッサと走り去っていきました。

0829dangomusi2

複眼が見えます。個眼の数は多くないみたいですね。粗く見えます。せいぜい20~30個くらいではないでしょうか。明暗くらいしか分からないのではないかな。ギリギリのところで口が見えます。結構鋭そうですね。

一度、プラスチックケースにでも入ってもらって、じっくり観察すべきかな。

アズチグモ(その後の後)

0829azutigumo この写真を撮った日までは、ほぼ同じ場所にいました。

その後、場所を変えたようです。この場所を中心として半径50cmくらいのところには、上から見た限りでは見えなくなりました。

葉や花の下までひっくり返してみたわけではありませんから、ひょっとするとまだ近くにいるかもしれませんけれど。

しかしまぁ、すごいクモを見ましたねぇ。この顔は絶対忘れられません。

ありがとう。

アオスジアゲハの幼虫

0829aosujiagehayotyu 3齢位でしょうか。クスノキの枝で見かけたので、家の中での飼育を始めました。

多分、脱皮して間もなくだったのではないでしょうか。たるみがあってしわしわでした。翌日には、葉をいっぱい食べたのでしょう、ぷくっと、膨らんでいっぺんに大きくなった感じでした。

今は、更に大きくなり、葉をかじる音が部屋の中で「パリパリ」聞こえます。終齢になるとバリバリという感じの音になります。また、ウンチをした時も、コトンと音が聞こえるようになりました。大きなウンチをするようになりました。妻に言わせれば、クスノキの葉っぱが形を変えただけだから汚くない、というウンチです。同感。

クスノキの葉だけで成長するのは相当に栄養が貧しいのではないでしょうか。こんなにいっぱい食べ中れば成長できないのですから。(ヒトが粋がって、菜食主義なんていうのはチャンチャラ可笑しい、というのが私の感想です。)

ごく大雑把な話。3mmだった幼虫が相似形のまま3cmになったとしますね。(実は相似形ではないし、4cmくらいにもなりますけど。)

長さのスケールが10倍になりましたから、体積あるいは体重のスケールは1000倍のスケールになるのですね。その成長を葉っぱだけで行うということなのです。

まったくもって、とてつもないことです。

さて、この幼虫、寄生バエの卵を食べてなければいいのですが・・・。

寄生バエはクスノキの葉に卵を産みます。アオスジアゲハの幼虫がその卵を破壊せずに食べてしまった場合、寄生が成立することになるのです。

寄生バエの方も、食べられなければ死んでしまうのですから、非常にリスクの高い寄生方法だといえるでしょう。

みんな必死に生きているのです。

アオドウガネ

0829aodougane アオドウガネがシュロチクの葉っぱにしがみついていました。

玄関灯の近くなので、きっと夜、光に誘引されて飛んできて、シュロチクの葉にとまったのでしょう。

玄関を出たところで、ふと見たら、あれまぁこんなところに、と驚いてパチリ。

向こうもなんだか必死ですね。居心地悪そうです。

ヤマイモハムシ

0828yamaimohamusi ヤマイモハムシがヤマノイモではなく、ランタナの花にとまっていました。

おしゃれですね。

食草を変えたわけではないでしょうけれど、ここにずいぶん長くとまっていたようですよ。

オオモンシロナガカメムシ

0828oomonsironagakamemusi これも初めてお目にかかったカメムシです。

カメムシ目 > ナガカメムシ科 > ナガカメムシ亜科 > オオモンシロナガカメムシ だそうです。

餌は、ヤツデなどの落下した実,地下茎の汁で幼虫もおなじだそうです。確かに、この写真の撮影位置から60cmくらいのところにヤツデがあります。

今までもいたのでしょうが、気づかずにいたのですね。

ちょっとおしゃれな雰囲気のカメムシでした。それと歩くのはかなり速いです。この写真の直後、走り去っていきました。

オオカマキリの成虫

0828ookamakiri1 オシロイバナのところで出会いました。

褐色の成虫になりました。環境のせいでしょうか、緑色の成虫になることもあるし、このように褐色の成虫になることもあります。

0828ookamakiri2 胸にも微妙な模様があります。

0828ookamakiri3 オオカマキリの単眼というのはなかなか気づきにくいものです。くっきり撮影できましたのでご覧ください。セミの単眼のような色はありませんが、数は3個です。

カマキリファンとしては、こういう顔が「いい顔つきだなぁ」と思うわけです。

2008年9月 1日 (月)

ヒマワリ

0828himawari この写真を拡大すると、なんだか「ウワーッ」っという感じになるでしょう。

あんまり品のいい写真の撮り方ではないかもしれませんね。

目が痛くなりそうだ。

ヒマワリの花がほぼ全開になりました。中心部だけアップにしたわけです。

もうヒマワリの花の季節もそろそろ終わりに近づいていますので、記念にお目にかけました。

◆9月2日はココログのメンテナンス作業があるそうで、私の活動時間にはブログを更新するゆとりがなさそうですので、今日1日、すこし多めに書きました。

また、一度にアップロードできるファイルサイズが1Mになるとのこと。2G使えるんだから、じゃんじゃか写真を載せちまえ、とやってきたのですが、これからは少しケチらなければならないかもしれません。悪しからず。

ではまた、3日に。

アゲハの休息

0828ageha 雨上がりの朝、ボウガシの木の上の方の葉で休息するアゲハです。

2階のベランダから望遠で撮りました。

翅を完全に平らに開いて陽射しを受けて体を温めています。

朝は少し気温が下がるようになったためでしょう。

もっと寒い時期のチョウは、こういう風に翅を完全に開かずに、V字型に半開きにして開いた側を太陽に向けていることがあります。そのようにすると、翅に当たった光が反射して奥へ進んで体に当たって、体を直接温めてくれるのです。

チョウが太陽に背を向けていたら、観察してみてください。どのようにして体を温めているかが分かります。

ミンミンゼミ

0827minminf1 0827minminf2 季節は進んでいきます。うるさいほどの大声で鳴いていたミンミンゼミの声が減り、ツクツクホーシもしっかり聞こえるようになりました。

道路にセミの死骸が二つ落ちていました。拾ってみると、オスとメスです。

上の2枚はメスです。アブラゼミもですが、3つのルビーのような単眼が美しいですね。子どものころ、「●●石」と書かれた時計を開けて、ルビーの軸受けを見て感動した思い出があります。見る側に赤が見えるということは、緑っぽい色を吸収して何かの視覚情報を得ているのでしょう。どんな情報なのでしょう?

オスの方は腹部の先端が失われていました。

0827minminm1 0827minminm2 腹の上部、胸との境に2枚大きく目立つのが「腹弁」といいます。腹の中で発生した音はこの弁のところから出てきます。

ですから、オスは腹弁がとても大きいのです。

失われた腹部の先端部から中を覗かせてもらいました。気持ち悪いと思う方は拡大しないでください。

腹の中はほとんど空っぽです。なにせ、大きな声をつくって響かせなければなりませんから、中身が詰まっていたのではだめなんです。

右の写真で、逆ハの字に見えるものがありますが、これが腹を震わせる筋肉だと思います。生きているときはもっと太く見え、ピンクというかオレンジというかの色ですが、死んで乾燥したために細くなってしまったのでしょう。

私のホームページの「理科おじさんの自由研究」で、詳しい説明をしてあります。関心がおありでしたらお読みください。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/freestdy/cicada.htm です。

◆この2匹のセミは写真を撮った後、庭の木陰へ持って行って、落ち葉のあたりへ置いてやりました。アスファルトの舗装の上では乾燥して粉になるにも時間がかかります。土の上なら分解されて他の生物たちの栄養になる「命の流れへの回帰」も速やかになると思います。

死んだら速やかに命の流れに還りたい、そう思います。私自身も。私を墓に閉じ込めないでください。37億年も続いてきた命の流れに速やかに回帰して、別の命の材料になって、オープンに地球上を循環していきたいのです。私自身は消滅します。そうでなければめんどくさい。生まれ変わるとかいうのは勘弁です。考えただけでぞっとする。すっきり消えたい。

 ただ、私は自分を生み出してくれた命の流れに還って、その流れに寄与したい、それだけです。

◆8月31日付、朝日新聞の声欄に素敵な投書が載りました。高校生のお嬢さんです。お名前はここでは伏せておきます。

[声]虫たちの最期 気をもむ晩夏
 自己満足だ、と言われるかもしれないが、私は毎年夏にアスファルトに横たわる蝉を見つけると、土のあるところに移すようにしている。
 夏の炎天下、灼熱のアスファルトの上に力なく横たわる死骸を、最初は可哀想ぐらいにしか思わなかった。しかし翌日にその死骸が車につぶされ干からびているのを見て悲しさがこみ上げた。
 それからは夏の蝉であれ雨の後のミミズであれ、アスファルトに横たわるものたちに出会うと、土の上、できるなら涼しい木陰に移してやっている。
 秋の蝉などはなかなか生命力が強く、触るとばたばた飛んで行くものもいれば必死で指にしがみついてくるものもいる。彼らの最期の生命力に触れるたび、こんなすみにくい世界で申し訳ないと思わざるを得ない。
 近頃、家の窓ガラスにぶつかる蝉が多くなってきた。蟻に食われるのと干からびて風に飛ばされるのと、どちらがいいか虫に聞くすべはないが、せめて彼らが最期に横たわる場所が、自然物の上であってほしいと願ってやまない。

「せめて」という思いを大切にしたいですね。比較的長い命を与えられたヒトという生物としてうまれましたから、私たちは多くの誕生と死に立ち会います。

何もしてあげることはできません、悲しいですが。ですから、「せめて」その死が、次の生へ、速やかにつながっていくように、という思いは本当に深い思いです。

このお嬢さんは、命の流れをすでに体感しておられるのでしょう。素敵な女性です。さらにその先の生命へと希望がつながっていくように思えました。

キタヒメヒラタアブ

ブルーサルビアには、いろいろな「むし」さんたちがやってきます。シジミチョウ、モンシロチョウ、イチモンジセセリ、アゲハチョウ、アズチグモ・・・。そんなことで、いつも眺めているのですが。

0827kitahimehirataabu1 0827kitahimehirataabu2 なにせ一瞬の出来事が多くて、写真としてはかなりお恥ずかしいのですが・・・

ヒラタアブですが、いつものヒラタアブではないようだというのでしらべたら、キタヒメヒラタアブらしいです。

腹部の模様でそう考えました。

翅がきれい。シャボン玉のような干渉色。ということはもちろん、シャボン玉の膜のように薄い翅なんです。でも丈夫。ハエ・アブの完璧な飛翔を支える薄くて軽い翅です。

ハエやアブのような飛び方をする飛行体を人間はつくることはできません。

キアゲハ(だと思うんですが)

0827kiageha ブルーサルビアの花に集中していたら、目の前に突然乱入してきて、一瞬止まって、また一瞬で飛び去ってしまいました。

これ一枚。肉眼ではあまりよく見ていません。ブレてます。

ナミアゲハではなかったような・・・。とすると、キアゲハしかないのですが・・・。

大型のチョウの飛翔は「ひらひら」じゃないからなぁ。これが同定できないなんてオハスカシイ次第で。

今、アオスジアゲハ、クロアゲハ、などが飛び交っています。もうすぐ秋ですから。

◆写真がありませんが、アカトンボが5~6匹集団で目の前をホバリングしていきました。8月31日のことです。

9月の空気の澄んだとある日、「アカトンボの集会」が開かれることがあります。「アカトンボの集会」というのは私の勝手な命名です。たくさんのアカトンボたちが、家のまわりのあちこちに飛び交ったり休息したり、人が近付くと、ふわっと飛びあがってまた近くへ降りて。あまり逃げません。

勝手にその状態を「集会」と名づけて楽しんでいます。一秋に一、二回しかありません。ああ秋だなぁ、と強く感じさせる出来事です。

その後はパラパラと少しずつやってきます。そうなると秋も深まった、という感じになります。

そういうときに、捕虫網で傷つけないようにメスをとらえて、翅をつまんで腹部の先端を水に触れさせてやると、目の前で産卵してくれることがあります。チャンスがあったらお試しください。産卵を見せてくれたトンボにはお礼を言って、逃がしてやってくださいね。

フウセンカズラの実

0827husenkazura1 フウセンカズラの実は知る人ぞ知る素敵な模様の実ですが、そういえば青いうちに見たことはないなぁ、と一個開かせてもらいました。

この未成熟な風船です。

0827husenkazura2 こんな実なんですねぇ。

表面に白いものが貼りついていますが、このあたりから栄養をもらっているのでしょう。

そうして、この白いものが後にかわいい模様になります。

0827husenkazura3 実が熟すと、もうちょっと大きくなって、模様が見やすくなります。

そうしたらまたもう一度ご紹介しましょう。

硬い実になるのですよね、これが。錐で穴開けて小さな独楽を作ろうとしてうまくいかなかったことがあります。

ヒメハラナガツチバチ

0827himeharanagatutibati_m 一瞬のすれ違い。

一枚だけしか写真が撮れませんでした。

すでに見たことのある昆虫だ、という思いがあって、追跡しなかったせいもあるのですが。

調べてみたら、初めての出会いでした。ヒメハラナガツチバチです。

http://www2.atpages.jp/kjrshoji/yy-kontyuu/hachi/html/himeharanaga.htm によりますと

ヒメハラナガツチバチ Campsomeriella annulata annulata ツチバチ科 体長♀15~22mm、♂11~19mm 雌は黒色で、頭・胸部は白色毛が密生、腹部第1~4節後縁に白色毛帯がある(帯紋はない)。雄は頭楯基部・前胸背板後縁・小楯板・後胸背板などに黄色紋があり、腹部第1~5背板後縁には中央でやや細まる黄色帯がある。

とありました。

毛が密生、というのと、胸部背面の模様で判断しました。

ツチバチは自前の巣を作らないのではなかったかな。(ファーブルの昆虫記のうろ覚え、だと思うのですが・・・)

いわゆる根切り虫のようなのを捕まえて産卵し、幼虫の餌にするのだったと思います。

このヒメハラナガツチバチがどういう昆虫を餌にするのかはよく分かりません。

アズチグモ(その後)

0828azutigumo1 アズチグモはほぼ同じところにいます。

でも、獲物を抱えているところはあれ以来見ていません。草食性のチョウを食べる肉食性のクモは「強い」。強いものは弱いものを自由に狩りたてて餌にする、というわけでは全然ないのです。

そうそう待ち伏せが成功するわけでもないのです。飢えにさらされるということは自然界では普通のことです。(ライオンだって常に飢えています。ヒトも飢えている時が常態なのであって、たまに御馳走にありついたときには無駄なく吸収して身につけてしまうという反応を体内に持っていて、それが飽食時代の肥満や生活習慣病の原因の一つなのです。)

さて、変なお説教じみたことはおいといて・・・。

食事中でなければ、じっくり観察させてもらえます。

この構え、この顔、この眼、触脚を備えた口の辺り、じっくり見てあげてください。

腹部には線で描かれたような模様があるようですね。

0828azutigumo2

頭部のアップであると同時に、脚がよく見える写真です。

脚は途中に白い模様があります。とげが生えています。先端には爪のようなものがあります。

0828azutigumo3 ここまで接近できました。

4対の単眼もわかるかと思います。「マスク」の両端に1対あるのだと思います。

どういう視覚世界に住んでいるのでしょう?餌をどう認識して捕えるのでしょう?

私たちの見る世界が、自然界の正確な全体像などではありはしません。それぞれの動物はそれぞれの世界を認識しています。いや、植物も、かな。

アズチグモ

0827azutigumo1 初め、モンシロチョウがブルーサルビアの花で蜜を吸っているのだと思いました。

でも、近づいてみると、なんだか変な姿勢です。

0827azutigumo2 よく見てください。

チョウのものではない脚が見えます。

あれっ、どうなっているのかな?

そ~っと花の角度をかえてみたら、白いクモがモンシロチョウを捕獲して、食事中でした。

0827azutigumo3 印象的ですね。腹部は白。脚は半透明に透けています。

初めて見るクモでした。調べてみたら「アズチグモ」というクモでした。

カニグモ科・アズチグモ属・アズチグモ です。

「日本のクモ」によりますと

平地~山地まで広く生息。草原、河原、樹林地の周辺、林道などの草や樹木の花の中や葉蔭に潜んで、シジミチョウや小型の飛翔性昆虫を捕える。色彩、斑紋には変異が多く、白色、黄白色、黄色、白色の地に褐色の点斑などがある。オスは非常に小型で、成体になるとメスの腹部に乗っていることが多い。頭胸部先端の三角形の褐色斑が特徴。

とありました。

0827azutigumo4 ということで、その特徴的な部分をご覧ください。

仮装舞踏会のマスクみたいな印象もあります。

この三角の部分に4対の単眼があるようです。

この写真を撮ったときにはチョウの胸近くを抱えていました。消化液を注入して、体外で消化して吸入するのでしょう。

このあと外出して、2時間くらい経ってからでしょうか、見たら、まだ同じ場所にいましたが、チョウの腹部を抱えているように見えました。胸部から消化液を注入しても腹部まではなかなか消化しきれないのかな、と思いました。

クモが残酷だ、チョウがかわいそうだ、といわないでくださいね。こういう生き方しかできないのです。人類なんか出現する前からこうやって生きてきたのです。クモの生き方であり、チョウの死に方でもあります。人間のちっぽけな感傷や倫理観や好みを投影してはいけません。

生きるということのあり方を見つめましょう。それが自分自身の生き方にも多分はね返ってくることでしょう。

アオシャク(なのですが)

0824aoshyaku_1 0824aoshyaku_2 車を出そうとしたらボディにとまっていました。

幼虫が尺取り虫である、シャクガであることは間違いありません。

アオシャクの仲間であることも間違いないでしょう。

そこからがよくわかりません。仕方ないので、アオシャクの仲間、ということでとどめます。

翅が大分ボロボロになってきています。存分に生きてきた証拠でしょう。子孫は残せたのかな?

◆話題を一つ、ご提供。

シャクガ科の学名は「Geometridae」といいます。読んでお分かりの通り、「geometry」ですね。つまり、日本語では「尺を取る」=長さを測っている、という名前をもらったわけですが、学名でも「測量する」というような名前をもらったのでしょう。geo=土地、metry=測る、という意味ですから。(幾何学をやっている、とまでは読み込まなくていいと思いますが。)

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